今日の見出し(2018.04.26)

政権に近い週刊誌フィゲルーは独自の取材をもとに、オルバーン第4次内閣全員の顔ぶれを掲載。それによると、新しい大臣は約半分になります。留任するのは、外相、首相官房相、司法相、内務相、国家経済相。

一方、与党と野党は25日、次期国会の委員会構成、議長・副議長選出枠について合意。与党は、クヴェール氏の議長再任を推薦します。

急進的右派Jobbikは5月8日18時からミシュコルツ市でデモ集会を行うことを明らかに。(ヤカブ広報官の本日、 民放テレビ局Hír Tvに出演した際の発言) 同党はミシュコルツ市の小選挙区での選挙やり直しを求めていたものの、クーリア(最高裁に相当)は必要ないと最終判断。(ヤカブ氏本人もミシュコルツ市から出馬していた。) この決定は上訴できないため、不服を表す最後の手段はデモ、とのこと。

8日はブダペスト市の国会議事堂前のコシュット広場で反政府デモが予定されています。そのため、ブダペスト市に来れない人は、同じ時間にミシュコルツ市でデモを行おう、としました。

ハンガリー政府のムスリム移民らに関してはヘイトキャンペーンを繰り広げてきたものの、中東のキリスト教徒支援には積極的な姿勢を示しており、今回もポーランド政府と協力することで一致。

ブリュッセルで開かれていたEU、国連のシリア援助国会合では、同国が安定したら病院建設に資金供与すると表明。欧州の移民政策はどう受け入れるかではなく、人々が母国、またはなるべくそこに近いところに住めるように支援していくのが本来あるべくもの、としています。

経済では、国防軍がSuzuki Vitaraを300台調達

国内でアフリカ豚コレラ発生が1件確認されたため(ヘヴェシュ県の野生イノシシから)したため、日本などはハンガリー産豚肉を禁輸措置へ。

ハンガリー石油ガス会社MOLは明日26日、ガソリン、軽油の卸売価格を6フォリントずつ引き上げます。

その結果、給油所での平均小売価格は次のようになります。
ガソリン: 375 Ft
軽油: 383 Ft
価格はリットルあたり。給油所により50フォリントほどの差があります。

本日の配信 

=内政・外交=
・政権寄り週刊誌、閣僚名簿を報じる
・国会 常任委員会など構成決まる  与党はクヴェール議長再選を推薦
・外相、CONTの決定を批判
・ハンガリー、シリアに病院建設表明
・ハンガリー、ポーランドと協力して中東のキリスト教徒支援
・憲法裁判所: 中銀の財団の寄付先も公開は義務  法改正を命じる

=経済・金融・産業=
・人口増加計画、出産奨励と予防医学の充実  国境外ハンガリー人への支援も
・軍、Vitaraをさらに300台調達
・日本など、ハンガリー豚肉輸入を一時停止  アフリカ豚コレラ発生で
・ハンガリー資本企業の従業員7%が最低賃金のみ
・ハンガリー操業企業幹部66%: 腐敗は日常的 (EY調査)

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