今日の見出し(2018.05.29)

政府は強化された「ストップ・ソロス」包括法案を国会に提出。法案が成立すれば、迫害リスクのない国からの者による難民庇護申請への支援は違法となり、刑法上の犯罪とされます。法案では禁固刑最高1年も含みます。 審議は来週から。

政府はまた、基本法第7次改正案も提出。移民の集団移住の拒否や行政裁判所の設立が盛り込まれます。

なお、政府が敵扱いするソロス氏本人は本日、Project Syndicateに長文を寄稿 (ハンガリー語は経済週刊誌HVGが掲載)

オルバーン首相は、「キリスト教民主主義」を守ることを掲げ、欧州議会最大の勢力であるキリスト教民主主義系の政党らの指導権を握ろうとしているとしました。(最大会派EPPを指すとされます)

欧州委員会は本日、2021-2027年予算で結束政策下での各国への補助金額を示す見込み。The Financial TimesやPolitico.euの報道によると、ハンガリーへの配分額は現在の中期予算(2014-2020年)から24%減。ポーランドは23%減。一方で、スペインは5%増、ギリシャは8%増、イタリアは6.4%増。

中欧への配分は減額、南欧へは増額と言う形。(24%減はその他、チェコ、エストニア、リトアニア)

スィーヤールトー対外経済外務相は30日、米ワシントンでポンぺオ国務長官と会談を行います。対外経済外務省が発表。

同省の発表によるとNATO北大西洋条約機構の同盟であり戦略的パートナーである2国は、両国関係、テロに対する戦い、現代のそして地域が直面する問題を話し合います。

国内のメディアは、ハンガリーがウクライナの改正教育法を不服としてNATOとの協力を拒否していることが中心議題の1つになるだろうとしています。

経済では、Ericssonが本社社屋とR&Dセンターの完成式を挙行。オルバーン首相が出席。

失業率(2-4月期)は前期から0.1ポイント低下し3.8%に。県によっては2%を切っているところもあります。失業者数は僅か17.7万人。

本日の配信 

=内政・外交=
・政府、ストップ・ソロス包括法案を国会に提出 不法移民の支援には禁固刑も
・政府、第7次基本法改正法案を提出
・外相、 移民に関するブルガリアの提案を警戒

=経済・金融・産業=
・Ericsson、本社、E&Dセンターが完成 オルバーン首相が式典に出席


=経済指標=
・就労者数、444.5万人 (2018年2月-4月) 前期比でも増大
・失業者17.7万人  失業率3.8%

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