今日の見出し(2018.05.31)

スィーヤールトー対外経済外務相は30日、ポンぺオ国務長官とワシントンで会談。ハンガリーとロシアの間では首脳会談が毎年行われているものの、米国との間では外相レベルでも2011年以来。

スィーヤールトー氏は、「ハンガリーは欧州の対米批判の合唱には加わらない」と述べたり、防衛での協力、ウクライナ問題ではハンガリーの主張(ウクライナの教育法)を説明し米側の協力を感謝する、、などポジティブムード満載。

一方、国務省側からの発表は、非常に短いものでした。その短い中に、国務長官がNGO活動の重要性を強調したこと、ロシア脅威からウクライナを守るためNATOへのエンゲージメントを深める重要性が含まれました。ウクライナ教育法問題解決が重要、という文言はなし。

経済では、ExxonMobilが明日、政府と戦略的協力協定を締結へ。同社はハンガリーにサービスセンターを持ちますが、ルーマニアでの同社の天然ガス抽出が念頭にあるのは明らか。(ハンガリーは2022年頃からルーマニアから天然ガス供給を受ける旨合意しており、対ロシア依存を減らすための戦略的に非常に重要な事業)

本日の配信 

=内政・外交=
・スィーヤールトー氏: 米の外交政策にいちいち文句つけない  国務長官と会談
双方からの発表には温度差あり
=経済・金融・産業=
・ 政府、米ExxonMobilと戦略的協力協定を締結へ
・ 米フレーバー・フレグランスIFF、ブダペストにサービスセンター設置
・ TV、固定電話、デスクトップPC、デジカメ普及率減少  マイカー保有率は53%

=経済指標=
・ 鉱工業品生産者物価指数(4月)  前年比2.7%増
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