今日の見出し(2018.06.25)

欧州議会の「市民的自由・公正・内務委員会(LIBE)」は25日の会合で、ハンガリーへの制裁発動プロセスを進めるよう勧告する報告書案を、圧倒的多数で採択。今後、欧州議会で審議され、9月にも採決を取る見込み。

これに対して、オルバーン首相は、ハンガリーの移民拒否政策を転換させようと圧力を加えるのが目的とコメント。また、LIBE報告書はソロスの報告書としました。

経済では、社会貢献税の17.5%への削減が、19年1月からではなく7月になると法案に隠れていることが明らかに。(税制改正パッケージ法案ではなく予算法案に)

22日の欧州経済・財務相理事会では、ハンガリーの歳出の伸びがベンチマークを逸脱し大きすぎると指摘。GDP1%分の予算調整を行うよう要請。

ブダペスト市ドブ通りでは、オルバーン首相が機関車トーマスにまたがり興じている落書きが出現。出身村でのノスタルジー鉄道建設を風刺したものと見られ、話題になっています。

この落書きには英国の正体不明の風刺グラフィティ画家バンクシー(Banksy)のサインがあったものの、Index.huがメールで確認したところ、本人は全面否定。

本日の配信 

=内政・外交=
・LIBE委、対ハンガリー制裁発動プロセス勧告の報告書を採択
・移民支援NGOへの25%課税、夏にも施行
・ブダペスト市長、今後のエアレース開催拒否方針をあきらかに
・コーンスタイン米大使、着任

=経済・金融・産業=
・社会貢献税の削減、来年7月から  1月でなく
・欧州理事会、ハンガリーに緊縮財政求める
・家具販売KIKA、オーストリア会社が買収

=経済指標=
・企業・消費者信頼感指数(6月)   +9.8に上昇

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