今日の見出し(2018.04.03)

オルバーン首相は本日は、クロアチア国境近くの人口僅か数千人のオルマーンシャーグ訪問の様子をFacebookにアップ。また2日は、Facebookページに「いいね!」をした人の数が60万を突破したことから謝辞。同時に、「真のチャレンジ(数で評価されるのは)」この日曜とし、「2票(小選挙区、比例)ともFideszに投じて!」と書き込みました。8日の選挙に向けて、「2票ともFideszに!」が連呼されることになりそうです。

復活祭の4連休中も、首相は積極的に活動。ブダペスト市内中心部の高齢者の集まりに赴くなどしました。「ご老人の方々は、これまでずっと働き続け、第2次世界大戦後に国造りのため捧げた。それを、まさか国民構成を変え、他の民族と我々を混ぜ合わせるためにやった、などという人はまずいないでしょう」と述べました。
『移民はハンガリーを絶滅させる、それから守るためにFideszに票を』、という基本メッセージは変わらないものの、訪問先、相手により、関連付けてより身近なものに感じるバージョンに変えています。

一方で、復活祭らしく、家族のために巨大なハムを野外で作っている様子、孫と思われる女の子に香水を振りかける様子(いずれもハンガリーの伝統)の私生活の動画も投稿し、親しみやすさを演出しました。

なお、選挙管理当局は先週、オルバーン首相が保護者の許可なく幼稚園で子どもの映像などをFacebookに投稿したため、34.5万フォリントの罰金支払いを命じました。国内メディア一部は、オルバーン首相の預金は、資産公開では100万フォリントもないため、かなりの痛手と皮肉りました。

野党陣営では、他党候補のために小選挙区立候補を自主的に取り下げる動きが続いています。新政党モメントゥムのフェケテ・ジュルジュ党首はブダペスト市で、社会党候補のために立候補取りやめ。また、MOMA(近代的なハンガリーのための運動)のボクロシュ党首もブダペスト市で民主連合(DK)候補者のために辞退しました。このように、単なる一立候補者だけでなく、小さい党ながらも「党の顔」である党首も辞退しています。

また、Index.huによると、LMPと社会党・対話の間では立候補調整の交渉があったようで、ブダペストの2つの区、グッドゥルー市、セゲド市の選挙区で候補者の降り合いが発表されました。

本日の配信 

=内政・外交=
・首相: オルバーン首相: ソロスの2,000人傭兵リスト持っている
結局はソロスが儲ける仕組み

=経済・金融・産業=
・国営電力MVM、ソーラー発電所建設へ
・Villeroy & Boch従業員、54時間ストライキ突入
・自動車部品サプライヤーCsaba Metál、新工場完成
・政府と戦略的パートナーシップ協定も締結
・独系アミノ酸工場、閉鎖へ 120人解雇

=経済指標=
・ハンガリー製造業購買担当者指数PMI(3月) 57.0に若干低下

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