今日の見出し(2018.05.02)

欧州委員会が次期中期予算案(2021-2027年)を発表。共通農業政策、結束政策下の補助金予算は削減になる一方で、補助金の支給で「法の支配」状況を条件に提案しました。

このような条件付けは初めて。欧州委は、EU市民の税金からきている補助金が適切に使われるには、受取国で司法状況が正常に機能していることが前提、とします。

法の支配が「全般的に欠如」しているかは、欧州委が判断しEUに提案。特定多数決方式の逆版(つまり、欧州委の意見に多数が反対しない限りは採択される)の採用となります。

ハンガリー政府からは正式なコメントはまだ出ていませんが(15時現在)、反発は必至。特に、欧州委が決めることに強い警戒を示しそうです。(政府はかねてから、単なる行政機関でしかないはずの欧州委員会が主導権を握り政策提案していることに反発しています)

経済では、新車販売台数は前年比38.9%増と非常に好調。ブランド別ではSuzukiが引き続きトップ。シェアは18%近くにも。

第4次政権は、本年も夏前に2019年度予算を国会で成立させる見込みです。例年であれば、それに伴い、税制改正の包括法案も提出される見通し。

本日の配信 

=内政・外交=
・欧州委、次期中期予算案を明らかに   補助金削減、「法の支配」と結び付け
・政府、オーストリアのハンガリー人労働者への社会保障カットに反発
・首相の下に「右腕」もう1人、3人体制に ビロー氏が就任

=経済・金融・産業=
・第4次オルバーン内閣、今月末には予算案
・4月新車販売台数、1.2万台  前年比38.9%増  Suzukiがトップ
・ポーランドLOT、クラコフとの直行便を就航

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