今日の見出し(2018.09.14)

オルバーン首相の本日の定例ラジオインタビューは、もっぱら欧州議会での制裁手続き開始勧告報告書の承認に終始。欧州議会がこのような行動について、首相は以下の解釈をしました:

・シェンゲン圏境界線にある国(ハンガリーを含む)から国境線警備の権利を奪い、自らの「傭兵」を国境線に配置。そして不法移民を受け入れる狙い。そのために、移民反対を貫いてきたハンガリーの弱体化を図っている。

また、今日の反ユダヤ主義は、ブリュッセルから資金を得ている偽のNGOらが広げているとも言及。

さらに、ハンガリーの欧州議会議員で報告書を支持した者らは、3回も国内総選挙で負けた憤怒からだと解釈。自国を愛するより国内の政敵を憎しむのは共産主義的、と批判しました。

与党は、来週開始になる秋季国会で、サルジェンティー二報告書の非難決議案を提出すると発表しました。

経済では、Fordが新たなSSCを開所。

本日の配信 

=内政・外交=
・ オルバーン首相: 彼らはハンガリーから国境を守る権利を奪いたいのだ
反ユダヤ主義はブリュッセルから組織されている

・ 与党、国会にサルジェンティー二報告書非難の決議案を提出へ
・ チェコ首相、ハンガリーと連帯示す
・ 国立コルヴィヌス大学、財団形式で運営へ  証券ファンドのリターンで
・ グヤーシュ首相府相: CEU運営に関する政府間協定には明言せず  米議員22人は継続に署名

=経済・金融・産業=
・ Ford、ブダペストに新SSC開所

=経済指標=
・ 農畜産物 生産者価格(7月)  前年比+1.2%
・ 建設統計(7月) 完成工事高、前年比38.0%増

=小話交差点=
「ブダペストのデザート」決定 「スィーツ デー」に合わせ

ハンガリー・チョコレート・製菓協会は本年初めて「ブダペストのデザート」コンテストを実施。第1回優勝にはマジパンで有名なSzamos(サモシュ)の菓子職人が作ったお菓子が選ばれました。ブドウとホワイトチョコレートが組み合わされています。

ブダペスト市イシュトヴァ―ン大聖堂では本日より3日間、「スィーツデー」が開催されており、「ブダペストのデザート」も味見できます。

スィーツデーについては、こちらをご参照ください。

◇ブダペスト市内中心部は、ほぼ毎週末、大規模なイベントがあり一部交通規制が敷かれています。
・英雄広場(ペスト側)では、 “Nemzeti Vágta (ナショナルギャロップ*)”が開かれるため、同広場と周辺道路は通行禁止となります。(様々な馬術競技の他、ハンガリーの馬の伝統文化が披露されます。詳細は http://en.vagta.hu/ 英語あり。)

・日曜16時から、ベム広場(ブダ側・ドナウ川沿い)で社会党と民主連合(DK)はデモ集会を実施。欧州議会での対ハンガリー制裁手続き開始の勧告決定を受け、政府を批判するもの。

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