2020年10月

今日の見出し(2020.10.08)

コロナ死者数は3日連続で20人以上。検査陽性率は8.13%と増加していないものの、入院患者数、呼吸器装着者数が急増。医師の給与大幅引き上げ法、医師会側の喜びは長くは続かず。大幅引き上げとセット(引き換えに)、医師の雇用の枠組みや条件も大きく変更されるため。ブダペスト市長は、コロナ禍からの回復のため、市内操業の大企業に対して、地方事業税の0.5%引き上げを検討しています。

今日の見出し(2020.10.07)

コロナ死者数は24人と過去最高を更新。下水調査・第40週(9月28日~10月4日)では、ウィルスの量は前週と比較して全国で「変化なし」。ハンガリー製薬大手Richter Gedeonは、抗ウイルス薬「レムデシビル」の製造。CEU、ウィーンキャンパスは残すと表明。ヴァルガ司法相は欧州司法裁判所判決に不満を示しながらも従うとコメント。

今日の見出し(2020.10.06)

死者数は20人と過去最高に。新規確認は818人でしたが、検査は6000件以下と少なめ。検査陽性率は14.35%でした。欧州司法裁判所が “Lex CEU” はEU法違反と判決。ハンガリー政府はこれにより、ソロス氏設立のCEU(中欧大学)がブダペストで運営できなくなる条件を課し、ブダペストから追い出すことを狙いました。国会は本日、医師給与の大幅引き上げに関する法案を全会一致で可決。

今日の見出し(2020.10.05)

ハンガリー医療システムに大きなインパクトを与えることになる法案が、政府から提出されました。公立病院勤務の医師の給与を3年かけて「かつてないほど」大幅に引き上げ。その代わり、かねてから悪習慣と問題になりながら根付いている医師への「謝礼金」は贈る側も、受け取る側も贈収賄罪となり禁固刑の対象に。その他、国内で話題になっている児童本「おとぎの国はみんなのもの」についても取り上げています。

今日の見出し(2020.10.02)

新規陽性確認者数は1300人を超え、最高記録を更新。ムッレール主席医務官は、過去10日程度、新規が1000人以下で良い傾向という見方を示していましたが、一気に増加しました。オルバーン首相は、EU復興基金と法の支配の紐づけに改めて反対を表明。昨日のEU首脳会合開催前に、代替案として、欧州機関(欧州議会や欧州委員会のことを指したと考えられる)の関与外で、加盟各国で基金を設立しうると述べました。

今日の見出し(2020.09.30)

ECDC (欧州疾病予防管理センター) は29日、コロナ感染状況でハンガリーなど4か国を新たに「赤」の国にしました。政府公式TwitterアカウントAbout Hungaryが本日11時半頃、短時間凍結に。欧州委の年次報告では、ハンガリーについては、予想通り、4つの分野――①司法制度、②反腐敗の枠組み、③メディアの多様性と自由、④チェックアンドバランス機能――のすべてで懸念を表明。

今日の見出し(2020.09.29)

ムッレール主席医務官は、本日の政府コロナ対策本部での記者会見で、感染拡大率が鈍化しているようだと歓迎。もっとも、国内の一部のメディアは、検査数がこの2日は7000人台と1万を割っており、簡単には結論付けられないと懐疑的。ハンガリー政府は、ポーランド政府とともに、EU各国の法の支配状況を調査分析する比較法学研究所を設立します。「リベラル派イデオロギーの意見による抑圧」に対抗するためと説明。