2021年3月

今日の見出し(2021.03.29)

現在の一連のコロナ制限措置は4月8日まで維持されます。先週1週間 (3/22~3/28) の全国新規感染者数は合計約6.2万人。前週から13%増加しました。死者数は合計1575人と、前週から20%増加。ブダペスト市16区のワクチン接種会場で日曜未明、強盗事件が発生しました。コロナ下水調査では全国的に前週から変化なし。

今日の見出し(2021.03.26)

政府は現在のコロナ制限措置を維持すると決定。同時に、ワクチン接種250万人達成で夜間外出禁止時間と店舗の営業時間規制の緩和開始すると表明。中国の国防相がハンガリーを訪問。大統領、国防相、副首相らと会談。ハンガリーがEU対中制裁を批判したことに感謝すると述べました。

今日の見出し(2021.03.25)

新型コロナ新規確認数は、再び増加。検査陽性率も増加しました。一方、死者数は過去最多記録を更新。ここ数日、世界ワースト1位とされています。Mercedes-Benz Manufacturing Hungaryが昨年の実績を発表。生産は16万台超だったとしました。前年比で約16%減少。

今日の見出し(2021.03.24)

ハンガリー商工会議所(MKIK)が昨晩、オルバーン首相に提案した売り場面積に応じた入店規制の内容を公表しました。具体的には店舗が100平米以下かどうかで提案内容が異なります。それぞれに対して2種類を提案(緩め規制、厳しめ規制)。100平米以下の店舗の方が制限は緩く設定されており、商売の観点からすれば、大きい店舗の方が不利になります。

今日の見出し(2021.03.23)

オルバーン首相はコロナ制限措置の緩和計画取りまとめのため、各界団体からの意見徴収を開始。23日はハンガリー商工会議所(MKIK)幹部らとも協議をしました。MKIKは一般商店の全面閉鎖の代わりに、売り場面積(平米あたり)に応じた入店制限、またショッピングモール向けの特別規制の導入を提案。首相は、それも含めて明日の閣議で話し合うとしました。スィーヤールトー外相は、EUの対中制裁決定を批判。

今日の見出し(2021.03.22)

政府は「国民との協議」の結果を発表。緩和は段階的実施を求める(一括解除でなく)人が多いこと、また第一段階緩和には夜間外出禁止やレストラン閉鎖解除求める声が大きいことが明らかに。政府対策本部の本日の発表後(内容は速報配信済み)、ハンガリー薬事規制当局も新たに2種類のワクチンを緊急承認したと発表。中国カンシノ・バイオロジクスと、インド血清研究所(SII)。

今日の見出し(2021.03.19)

Audi子会社は、従業員(約1.2万人)に対して工場内で一斉接種させるための計画を策定しました。また、同社によると、これまでに感染した従業員は900人。現在の感染者数は288人。6病院入院中は3人。これまでに死亡したのは1人であることも明らかにしました。Audi子会社はまた、昨年の売上高と税引き後利益を発表。生産実績が減少したため売上高も落ちたものの、利益は前年比30%増となりました。

今日の見出し(2021.03.18)

シノファーム製のワクチン調達をめぐっては、政府が直接同社から買い付けたのではなく、民間の中間業者の存在が明らかに。調査報道Direkt36が報じました。その中間会社が、コロナ第1波の際の高額、大量人工呼吸器調達時と同様に、「謎」な会社。医薬品の流通販売をしたことなどないような、元アイスホッケー選手が出資者の1人です。詳細は本日の配信をご覧ください。

今日の見出し(2021.03.17)

毎週実施のコロナ下水調査では、濃度は昨秋のピーク時を超えたとのこと。そのうえ、ブダペスト、ミシュコルツ、ソンバトヘィ、ザラエゲルセグでは増加傾向がみられました。欧州委員会は本日、EU域内での自由な移動を可能にする、新型コロナ免疫証明書「デジタル・グリーン証明書」に関する提案を発表。EU未承認のワクチン接種者に対して、入国規制(隔離義務など)を免除するかどうかは、加盟各国の判断に委ねるとしました。

今日の見出し(2021.03.16)

アストラゼネカ製ワクチンをめぐっては、接種後に血栓ができる副反応が疑われる事例が報告されていることから、ドイツ、フランス、イタリアなどEU加盟各国が一時接種中断を次々に発表。一方、ハンガリーは現時点では、停止の方針は示していません。ムッレール主席医務官は本日の記者会見で、ハンガリーはWHOおよび欧州医薬品庁(EMA)の勧告に従っているとコメント。

今日の見出し(2021.03.12)

ハンガリー国内の新型コロナ感染状況は、異様なスピードで悪化しています。鉱工業生産(1月)詳報が発表に。自動車・自動車部品の生産は世界的な半導体不足による生産調整の影響で、前年同月比27.5%減に。一方、電装品は、EV車載用バッテリーやEV用モーターの生産が大幅に増大し、40.5%増となりました。

今日の見出し(2021.03.11)

シノファームの価格が明らかに。2回投与で63ユーロ。現在、ハンガリー国内で使用されている5種類のワクチンのうち、飛びぬけて高い金額になっています。政府はこれまでシノファームとスプートニクVの値段や契約詳細は「秘匿義務」を理由に発表していませんでしたが方針転換。グヤーシュ首相府相は本日の定例記者会見で、価格を明らかにするとともに、24時間以内に全契約を公表すると約束しました。(スプートニクVは2回で19.9ドル)

今日の見出し(2021.03.10)

スィーヤールト―外務貿易相は東京を訪問中、茂木外務大臣とも会談。なお、8日に会合を持った「2社の幹部」は、東レの日覺 昭廣社長、セーレン株式会社の川田浩司取締役だったことが通信社MTIの報道で明らかに。社内で新型コロナワクチンの接種率を高めるため、何らかの計画をしているとした企業は36%でした。一方、社員の意思に任せるとしたのは51%。

今日の見出し(2021.03.09)

訪日中のスィーヤールト―外務貿易相は本日は、スズキ幹部や丸川珠代五輪担当相らと会談。なお、大臣は今週金曜に新型コロナワクチンを接種する予定。ワクチンの種類については、ハンガリー専門家らが承認したものであればどれでも構わない、としながらもあえて言うならスプートニクVとしました。(なお大臣は昨秋には感染済み)