今日の見出し(2018.10.16)

国会は、ハンガリー制裁手続き開始を勧告した「サルジェンティー二報告書」の非難決議案を賛成多数で可決。

経済では、ハンガリー国立銀行(中央銀行)が金の保有高を10倍の31.5トンに。合理的な経済的理由だけではなく「国力」的な要素を考えての決定。

国会は、住宅購入資金の積立制度への国の補助を廃止する関連法改正法案を採択。20年続いているこの制度は国の補助率が高く、市民からも人気が高いもの。 与党議員が昨日午後に法案提出、国会では本日成立、明日にも施行見込み、と超高速で廃止に。

本日の配信 

=内政・外交=
・ 国会、「サルジェンティー二報告書」非難の決議案を採択
・ ハンガリーとポーランド、相互に擁護を再確認 EU第7条制裁で
・ 人材省次官に呼吸器系専門家の医師が就任へ
・ オルバーン首相の4女、軍用機で帰国?

=経済・金融・産業=

・ 国立銀行、金の保有高を10倍に
・ 政府補助の住宅貯蓄制度、廃止決定 超スピード可決
・ 国立銀行、政策金利などすべて維持

=小話交差点=
カメムシ大量発生で科学アカデミーも研究

ハンガリーでは今年、大量のカメムシ(poloska)が発生しています。飛んでくると非常に目障りなだけでなく、野菜、果物など作物にも被害が及んでいます。

科学アカデミー(MTA)の植物保護研究所も、この問題を重く受け止め、研究を開始。もっとも一般的な2種類(茶色、グリーン)の生態を調査しています。現在は、殺虫剤で殺すしか方法がないものの、カメムシが好む植物を見つけ出し、守るべき重要な植物の近くにそれを植えて集め殺すという方法が考えられています。残念ながら、そうした「罠」にはめる方法も全滅させることはできないとしながらも、かなり数を抑制できるのではないかと期待しています。2020年には改善に向け研究結果がでる見込み。

一方、カメムシは見つけたら殺すのが一番とのこと。放っておくと、来年またさらに増えることにつながるため。

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