今日の見出し(2019.05.17)

オルバーン首相は定例ラジオインタビューで、大金を持った「リベラル・マフィア」らが、移民を止める有効な手段はないと、世界中を信じ込ませようとしていると発言。

しかしこれは間違い、といつもの主張を繰り返しました。実際には陸でも海でも国境を守ることはできるのであり、来週末の欧州議会選挙では、人々が変化を求めていることを力強く示す必要があると訴えました。欧州には、移民を手配するのではなく、流入をストップし欧州を守る指導者が必要、と述べました。

Mercedes-Benz ハンガリーの18年の販売売上高は約35.5億ユーロで、2017年からほぼ横ばい。一方で、営業利益、税引き後利益などは軒並み二ケタ台の上昇となりました。ここ数日、第2工場建設の一時棚上げが報道されていますが、業績自体は決して悪いわけではないことが明らかに。

本日の配信 

=内政・外交=
・ オルバーン首相: “リベラル・マフィア”らが移民後押し
・ 米大使: メーサーロシュ氏の米入国禁止準備の報道を否定
・ ハンガリーは欧州一の肥満国 欧州肥満デーで

=経済・金融・産業=
・ Mercedes、18年税引き後利益は8950万ユーロ、前年比16%増
・ EU新車乗用車登録台数: 4月は0.4%減   1-4月では2.6%減
・ 一般政府債務残高(3月末)、GDP比70.1%に低下

=小話交差点=
ブダペスト市、車専用高架橋の取り壊しを提案

ブダペスト市西駅の横を通る、自動車専用の高架橋が取り壊しされる可能性が高まってきました。市の開発諮問委員会が14日、提案する旨、決定したため。

タルロ―シュ市長は、高架橋について、「町の景観を著しく損なう醜いもの」とし、取り壊しを提案していました。この提案の実現には、今後、ブダペスト市議会および政府の承認が必要。

取り壊し案は過去にも浮上。しかし専門家は、地下トンネルの建設が条件としていました。しかしコストが非常に大きくなるため、案は立ち消え状態に。

タルロ―シュ市長によると、市のインフラ設計会社FŐMTERVは、地下トンネルではなく地上と同じ高さで交差・通行可能な案をまとめました。しかし、環状道路上のトラム4-6号線が引き続き頻繁に運行できるようにしなければならないため、容易ではないと加えました。

西駅広場(Nyugati tér)の高架橋は1981年11月に完成。
(当時は「マルクス広場」)上下1車線ずつで長さ420メートル。歩道スペースは2017年に廃止となり、現在は車両専用となっています。

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