今日の見出し(2020.04.01)

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新型コロナウィルスでは、感染確認数は525人に。昨日から33人増加。死者は4人増加し20人に。一方で回復者数は3人増加し40人になりました。

政府対策本部は、増加はしつつも爆発的なっていないことについて、これまでの制限措置、最新の外出制限が奏功しているようだと評価。人々が他人との接触を極力避けているため、現在の感染数増加は、濃厚接触者間のようであるとしました。

一方、引き続き仕事場に通勤している人については、公共交通機関でも職場でも1.5メートルを死守、職場を頻繁に消毒清掃するようにと要請しました。

外国人の入国禁止については、近隣諸国から国境をまたいでハンガリーに通勤する労働者に対して、一部例外を増やしています。可能な場所を追加するとともに、検問をさらに緩和すると発表。ただしその場合は、雇用主からの証明書などが必要としました。

日数期限なく政府に大きな権限を付与するコロナ対応法については、外国の政治家らからも批判が続きました。(ただし、オルバーン首相と親しいイタリア・サルビー二氏は支持表明)

これに対して、スィーヤールトー外相は、うまくいっているハンガリー政権に対する妬みなどであるとし一蹴。「犬は吠えてもキャラバンは進む」とし、外部からの雑音に翻弄されることなく、ハンガリー国民を守り、経済再生に全力を尽くすことに集中するとしました。

3月の製造業信頼感指数(PMI)は29.1と、2月の50.3から垂直降下。これほどの深い落ち込みとなったのは、国内で1995年からPMIが集計されるようになって以来のこと。2008年金融危機の時よりも大きな低下となりました。

フォリント安が進み、本日は、1ユーロ=360Ft台から369Ftまで低下。過去最安値を更新。

しかしその後、ハンガリー国立銀行(中央銀行)が、より効率的な流動性管理のため、民間銀行に対して新たに1週間当座預金(金利は政策金利と同じ固定0.9%)の入札を定期的に行うと発表。最初の入札は明日行われます。

これにより、民間銀行のオーバーナイト預金残高の圧縮につながると見られています。(オーバーナイト預金は現在マイナス0.05%)

これを受けフォリントは持ち直し。17時現在は、363Ft程度まで戻しています。

=コロナ関連=
・感染状況(1日)
・死者についてのデータ (1日)
・県別データ(1日)

=内政・外交=
・日数期限なしのコロナ対応法に各方面から批判 トゥスクEPP代表ら
・政府は擁護、イタリア・サルビーニ氏は支持

=経済・金融・産業=
・Magyar Suzuki、生産休止を2週間延長
・南部で鳥インフル、家鴨20万羽殺処分に
・債務返済猶予、個人半分近くは必要なし

=経済指標=
・ハンガリー製造業購買担当者指数PMI (3月) 29.1に垂直降下

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