■オルバーン首相のブダペストでのロシア・ウクライナ停戦合意呼びかけに対して、ウクライナ政府は冷ややかな反応。オルバーン氏が、ロシア産ガス石油の支払いでルーブル建て払いは問題ないと述べたことについても、ロシア側を支援することになると不快感を示しました。■3月の消費者物価指数は前年同月比+8.5%。2月の8.3%からさらに加速。2007年夏以来の高さが続いています。食品価格は13%増加。

■欧州委員会は5日、ハンガリーに対して、「法の支配」メカニズム（コンディショナリティ）ルールを正式に発動したと発表。■オルバーン首相は6日午後、内外記者会見を実施。速報配信の通り、プーチン大統領と話し、即時停戦の宣言を要請しました。その他、ルーブル建てでのエネルギー価格支払いは、ハンガリーとしては問題ないとの見解を示しました。

■4日の国政選挙では、与党Fidesz・KDNPが予想を大きく上回る地滑り的勝利をおさめました。憲法など重要法を単独で修正できる議席の3分の２超の「圧倒的多数」を獲得。■「子どもを守る法」（反対派にはホモフォビアと批判されている）では、有効票の数が足りずに法的には結果無効（不成立）に。ただし有効票の中では政府支持の立場が圧倒的に多かったため、オルバーン首相は今後「政治的には支持された」と主張していく見込み。

オルバーン首相はブダペスト市内で支持者を前に21時45分過ぎからスピーチを開始。「月からも見えるほど大勝利を成し遂げた」と早々と勝利宣言しました。開票作業はまだ続いているものの、与党Fidesz・KDNPの地滑り的な勝利は確実。3分の2超の議席を獲得する見込みです。

世論調査会社らの政党支持率調査では、与党Fideszが引き続きリード。ウクライナ情勢も、当初は親ロシア政策を採ってきた与党には不利になるとも予想されましたが、支持率には影響が見られません。それはオルバーン首相が直ちに、野党に反撃の隙を与えることなく、「ハンガリーの平和安全が一番大事」を前面に出し、人道支援はするが武器輸出しない、派兵しないと明確にしたことが大きいようです。

ハンガリー政府は、ウクライナを飛行禁止区域(NFZ)に設定し維持すること、また同国にNATOで平和維持部隊を派遣することには反対。スィーヤールトー外相が表明。東駅そばに避難者向けトランジットゾーン設置。アウディ・ハンガリー子会社の2021年業績は増収減益。

15日の1849年革命に伴うオルバーン首相の演説、平和推進するのは与党、戦争推進するのは野党と。「平和と安全を求める人は与党Fideszに票を投じる」。野党６党連合の統一首班候補 マールキ＝ザィ氏は、ヨーロッパ、自由、成長を選んでほしいと訴える。 政府: 武器も兵士も送らないのでキーフ訪問もなしーーポーランドら３か国首相訪問で

オルバーン首相、石油、ガスへの制裁拡大には断固反対を表明。「国民に戦争の代償を負わせてはならない」と。国会は次期大統領に、ノヴァーク前家族担当大臣（与党Fidesz前副党首）を選出。初の女性大統領、最年少。消費者物価指数 (2月)　8.3％に上昇 基礎食品６品目価格統制でも歯止めかからず。Mercedes-Benzは来週からシフト減で生産調整。

オルバーン首相、ウクライナへの武器供給ないと強調。NATO即応部隊の国内配備には言及せず。フォリントの急落を受け、政府とハンガリー国立銀行（中央銀行）は7日夕方、合同会議を開催。国立銀行は本日、オーバーナイト貸し出し（翌日返済）金利などを100bp一気に引き上げ。ただし、政策金利は改定しませんでした。

オルバーン首相は19日のハンガリー商工会議所の基調講演で、2030年までに力を入れ解決すべき５つの問題点を挙げ、後れを取ることなく措置を講じなければ、ハンガリー経済が落とし穴に陥りかねない、としました。ウクライナ情勢の一層の緊迫を受け、オルバーン首相は22日朝、国家安全保障関係閣僚の臨時会合を召集。ハンガリー国立銀行（中銀）が今月も50bpの利上げ。

欧州司法裁判所は本日、EU資金配分を加盟国の「法の支配」状況に結び付けるメカニズムはEU法上合法という判決を示し、ハンガリーとポーランドの異議申し立てを退けました。判決は予想通り。これに対して、ハンガリー政府は直ちに「政治的動機に基づく判決」、「ハンガリーの子どもを守る法」を気に入らないからだ、という論理を大々的に展開。中央統計局の本日の速報によりますと、昨年のGDP伸び率は7.1%。予想を大きく上回りました。10-12月期の前期比は2.1%増、年率換算は8.6%増でした。６期連続でプラス成長に。

公式選挙運動期間が開始に。本日は、土曜日に行われた、オルバーン首相の年頭演説に関して詳しくお伝えしています。自動車燃料の上限価格（480Ft/ℓ）は３か月延長に。英The Guardianが得た情報によりますと、オルバーン陣営は、選挙前に追い風になることを期待して、トランプ前大統領にブダペストへ近く訪問するよう要請しているとのこと。インフレがさらに加速。1月は7.9%(前年同月比)と2007夏以来の高い水準に。

野党連合の統一首班候補マールキ-ザィ氏は、大統領候補に福音系牧師イヴァ―ニ・ガーボル氏を推すことに。イヴァ―ニ氏もそれを受け入れたとのこと。OSCEは、ハンガリーに全面的な選挙監視団派遣を提案。外相、NATO軍のハンガリーへの派遣は必要ないと改めて表明。メディア監督当局、21時前のレインボーファミリー啓蒙放送は違法と。RTLは異議申し立てへ。