今日の見出し(2018.12.07)

オルバーン首相は本日、隔週ラジオインタビューに出演し、欧州議会では「血の入れ替え」が必要と発言。

また、いつものように、(西側左派リベラル系のエリートらとは)「戦わなければならない」、「戦う」などといった言葉も繰り返し言及。 ハンガリーでは適切な決定をくだすには、ストリートファイターのように戦わなければならず、王様のようには振舞ってはいられないのだ、と述べました。

一方でラジオ局のインタビュアーは、現在、争点となっている残業上限引き上げ法案や、政権寄りメディアの「財団」への集約、CEU(セントラル・ヨーロピアン大学)の移転などについては質問しませんでした。

政府と科学アカデミー(MTA)の間で、再び緊張が高まっています。MTAとその傘下の研究機関を一気に統廃合し管理下に収めたい政府と、研究の自治、自由を侵害されると抵抗するMTAの間での攻防。

研究機関の統廃合については政府とMTAの合同委員会を設立し、来年3月末までに案を取りまとめることになっていますが、政府はそれまではMTAへの予算の一部を執行停止にすることに。(研究員の給与は対象外。)政府は、それまでは、MTAの潤沢な予算から運営はカバーできるだろうという主張。

米自動車用電気ケーブルメーカーLear Corporationが、ジュンジュシュ(ブダペスト市近郊)の工場を12月末に閉鎖することが明らかに。人件費の上昇で、収益をあげられなくなったのが原因。生産はウクライナ、セルビア、ルーマニアに移管します。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相: 欧州議会は「血の入れ替え」が必要
この国では、常に戦い、王様のように振舞ってはいられない
・ハンガリー、EU労働局創設には引き続き反対
・政府、科学アカデミー間の緊張高まる  政府は3月まで予算一部を凍結

=経済・金融・産業=
・米自動車部品Lear、ウクライナなどに生産移管 人件費の上昇で
・政府財政の赤字、過去最高近くに
政府、赤字計画達成には自信
・Buddha-Barホテル、1月に閉鎖
=経済指標=

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