今日の見出し(2019.3.11)

欧州議会会派EPP(欧州人民党グループ)からのFidesz排除要求問題で、ウェーバー氏(EPPの欧州委員長候補)は明日12日にハンガリーを訪問オルバーン首相と会談します。

ウェーバー氏は週末には、オルバーン首相に対して、EPP離脱の道を進んでいるということを明確に伝える、とドイツの新聞に断固とした姿勢を示しました。一方、444.huは、訪問するのはFideszの排除回避のため、事態の鎮静化が狙いと分析。

科学アカデミー(MTA) vs 革新技術省 では、トップ同士が8日に基本合意を交わしました。それによると、MTA傘下の研究機関らはMTAから離され、MTAは直接的および独占的な権限は失うことに。

しかし、研究機関は統廃合はされなずに、“MTA”という名称も引き続き使用可能となります。また、予算は切り離されるものの、MTAは研究機関らの資産の所有は続けます。

今後、これらの研究機関の舵とりは、MTAと政府のメンバーから設立される組織が担うことになります。

韓国系タイヤHankookでは、結局労組側が経営側の一方的な賃上げ(13.6%)を受け入れず、本日24時からストに突入する見込み。

それに対して、経営側は看板や紙などで「誰のためにも良くない」と警告。ストに参加せず仕事をした者には、かなりの特別手当も支給することを示唆しました。

本日の配信 

=内政・外交=

・ウェーバー氏、12日にブダペスト訪問、 オルバーン首相と会談へ
・ベルルスコーニ元首相、オルバーン氏に支持の電話
・オルバーン首相: 脆弱なEUにはNATOが必要
・スィ―ヤールトー外相: ブリュッセルの『過去最大の嘘』が明らかに
・科学アカデミー傘下の研究機関、切り離しへ  アカデミー側譲歩 総裁、革新技術相と基本合意

=経済・金融・産業=
・Hankook、今晩24時から再スト予定
経営側は「警告」
・政府財政、2月は赤字  1-2月では黒字

=経済指標=

◇15日は1848年革命記念日で祝日です。
今年も例年通り、国の式典は朝9時から、国会議事堂前で開始。
その後、10時半から国立博物館(Nemzeti Múzeum)前での祝典が開始となり、オルバーン首相もスピーチを行います。

一方、野党(Jobbikおよび左派系政党)、知識人、NGO、労組連合らは共同でデモ集会を予定。(15時~、エルジェーベト橋のペスト側)

当サイトにご訪問いただき有難うございます。
すべての内容をご覧いただくにはご契約が必要となります。
詳細はこちらをご覧ください。