今日の見出し(2019.06.05)

欧州議会の最大会派EPP(欧州人民党グループ、中道右派)は5日、選挙後の初の結成会合を開き、マンフレード・ウェーバー氏(ドイツCSU、46歳)を会派代表に再選。

ハンガリー与党Fideszは、現在、EPPでは資格停止となっていますが、結局EPPに残留。また、ウェーバー氏についても、欧州委員長候補としては支持しないと明言しているものの、EPP会派代表には賛成票を投じました。

オルバーン政権下では、翌年度の予算法案が提出されると、必ずと言ってよいほど、積極的に発表はされていないものの、重要な項目(基本的には批判を受けそうなもの)が含まれていることが後から発覚しています。

来年度予算関連法案も例に漏れず。独立系ニュースサイトらは、公開情報範囲の縮小につながる項目を見つけて本日、報じています。

ドナウ川の船衝突事故関連では、昨日午後、ドナウ川のAdony(アド二、ブダペストから約南約60㎞)船着き場で、さらにもう一人の韓国人男性の遺体発見。この結果、犠牲者は合計11人に。

一方、今朝6時半、沈没船引き揚げのためのクレーン船が、Komárom(コマーロム)から出発。

しかし本日は、ブダペスト北部の橋(Újpesti vasúti híd)に夕方到着後、そこにいったん停泊。マルギット橋事故現場までは南下できない見込みです。

クレーン船が今朝出発したのは、川の水位が低下し、コマーロムから事故現場到着までにある7つの橋の下をふぎりぎり通り抜けられる程度になったためでした。

しかし水関連当局の本日午後の発表によると、水位は木曜午後までに再び数センチ上昇する見込み。こうしたことから、船体引き揚げは今日はもちろんのこと、明日も難しいという見方が強まっています。

現在、潜水士らは沈没船へのワイヤロープくくりつけ場所で検討準備中。ただ、国営テレビ局M1によると、本日はもう潜水作業はしないとのこと。

船体はうまく行けば20-30分で引き揚げ可能。しかし船体中央部はかなりの損傷を受けており、途中で真っ二つに割れるリスクがあるとされます。

本日の配信 

=内政・外交=
・欧州議会最大会派EPP、ウェーバー氏を代表に再任 Fideszも支持

=経済・金融・産業=
・政府、企業の無料公開情報範囲を縮小へ アクセスも規制
・政府、外国企業の投資事業への補助金内容、5年間非公開を提案
・米の対メキシコ関税、Audiハンガリー工場にも影響
・リテール向け優遇金利の国債販売開始 数時間で200億Ft
・カーシェアMOL LIMO、空港でも利用可能に 登録者4.5万人

=経済指標=
・小売統計 (4月速報)   前年比+7.1%

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