今日の見出し(2019.06.06)

野党間でのブダペスト市長選挙候補者選びで、新たな動き。著名ジャーナリストのカールマーン・オルガ氏が、民主連合(DK)から立候補。台風の目になりえます。

政府はメディア法改正案を提出。テレビのCM放送時間、ニュース番組におけるゴシップなど大衆向け要素放送時間の上限引き上げ、ポルノ放送の緩和などが含まれ、全体的に規制が緩められます。

==ドナウ川の船衝突事故関連==

犠牲者は計17人に。 警察の本日午後の発表によると、昨晩、ブダペスト市内のSzabadság híd(自由橋)近くで一人の遺体を発見。本日午後には、市内のラーコーツィ橋近くでもう一体を確認。いずれも事故の犠牲となった韓国人であると身元が確認されました。

事故に遭った船は、韓国人の観光客およびツアーガイド33人、ハンガリー人船長とアシスタント2人、合計35人が乗っており、生存者は7人。事故事故に7人の犠牲者が見つけられていますが、その後、ここ数日間で、ドナウ川や、船体近くから9人の遺体が引き上げられ、合計16人に。(15時30分更新情報: 警察によると、ドナウ川のエールド付近=ブダペスト近郊で、もう一人の遺体を発見。現在、身元確認作業が行われています。)

依然として行方不明になっているのは11人(うち2人はハンガリー人船長とアシスタント)

船体引き揚げのためのクレーン船は昨夕、ブダペスト北部の橋(Újpesti vasúti híd)に到着。しかし、現在はそこに停泊中です。その間、ドナウ川の水位は8センチ上昇。マルギット橋事故現場への到着は早くて明日になりそうです。

一方、追突した方の大型旅客船Viking Sigynは昨日、進路を変更し、ブダペスト方面に再び向かっていると報道されました。到着は本日夜の見込み。船は、警察が現場検証とブラックボックスの押収を終えたため、事故の翌々朝にはドイツ・パッサウに向け出発していました。しかし、韓国側は、原因究明まで差し押さえを要請していました。

Vkingのウクライナ人船長(現在、勾留中)を巡っては、事故後に、電話からデータを削除していたことが、ブダペスト検察の本日の発表で明らかに。また、本年4月にオランダでも事故を起こしていたことを確認。

裁判所は、1か月の勾留延長を許可すると同時に、保釈金1500万Ft支払いで釈放を認めていましたが、検察は既に不服を申し立て。こうした事実が確認されたことで、申し立ての根拠が補強されるとしています。

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自動車燃料は明日、再び大幅に値下がりになります。
ガソリン(95オクタン)は9Ft、軽油は6Ft引き下げの見込み。

給油所での平均小売価格は以下になります:
ガソリン: 391 Ft
軽油: 397 Ft
*給油所により最大50Ftの差があります。価格はすべてリットルあたり。
*ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に卸売価格の見直しをしています。

本日の配信 

=内政・外交=
・民主連合、著名ジャーナリストをブダペスト市長選に擁立
・政府、メディア法改正案を提出 -CMやニュース、ポルノ規制を緩和
・欧州検察庁創設支持への署名運動、65万人分集まる
・ナジ・イムレ像、式典なく除幕

=経済・金融・産業=
・欧州委、ハンガリー財政で警告  10月までにGDP1%分調整措置を求める
・ハンガリー競争力、47位と変わらず IMD報告書

=経済指標=
・鉱工業生産 (4月) 前年比+6.0%

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