今日の見出し(2019.11.13)

ハンガリー政府は、欧州委員会によるEU補助金の10%減額処分案を受け入れ。報道によると、EU補助金の不適切な管理のため。額は5000億Ft以上になる見込み。野党「対話」のヤーヴォル欧州議員は7000億Ftとしています。

同議員は、オルバーン首相周辺の実業家の腐敗のために、ハンガリー一般国民が支払わされることになると批判。 これに対して政府は今夕、もともと110%分の事業を行ったためハンガリーにはマイナスにならないと否定。野党が騒ぎ立てていることは正しくないとしました。

財務省は12日夜、本年に入り第2弾となる、景気下支え及び競争力向上のための包括法案を国会に提出。

税の簡素化を進めると同時に、脱税機会を減らし国庫の税収を拡大する措置が中心です。法人関連では、租税当局NAVとオンラインでつなぐ請求書発行システムで、対象がVAT10万Ft以上から全請求書に拡大へ。

政府は、地方自治体が得る地方税の使途を地元の公共交通機関運営に限定する新法を提案。カラーチョニ ブダペスト市長が、公共交通機関BKVの経営費用を国、市、利用者で3分の1ずつ賄うべきと提言していることが念頭にあります。

米中通商摩擦の影響で、Huaweiのサプライヤーだった米Flexがブダペスト市近郊の工場を閉鎖。そのかわり、中国EV最大手BYDのハンガリー子会社が供給することに。

鉱工業生産(9月 第2報)は前年比11.1%増と、好調な伸びを確認。自動車・自動車部品部門は22%増。

=内政・外交=
・ハンガリー、EU補助金のうち5000億Ft返還要求を受け入れ 不適切管理で

=経済・金融・産業=
・財務省、景気下支え第2弾を国会に提出  税の簡素化と脱税機会削減がねらい
・国、地方税の使途は公共交通機関に限定  ブダペスト市念頭
・ヴァルガ財務相: 年金向け国債発行計画は断念したわけではない
・米Flex、ブダペスト近郊の工場閉鎖  米中通商摩擦で
・国営地方バスVolánbusz、Kravtexからバス352台調達

=経済指標=
・鉱工業生産 (9月) 前年比+11.1%を確認 (調整値 +9.0%)

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