今日の見出し(2019.11.14)

ハンガリーの欧州委員候補ヴァ―ルヘィ氏(欧州近隣政策・拡大交渉担当)は、本日の欧州議会外交委員会によるヒアリングで支持を得られず。第2段階として、書面での質問に来週月曜までに回答することになります。

ハンガリーの欧州委員候補は、当初のトローチャーニ全司法相が、欧州議会法務委員会(JURI)で利益相反の観点から支持を得られず頓挫。その後、政治色を排すように外交官ヴァ―ルヘィ氏が推薦され、JURIは通過。しかし本日の外交委員会でまた躓きました。

与党FideszとKDNPは13日、国会内で秩序を乱した議員に対する処罰を大幅に厳しくする法案を提出。与党側は、「近年増加した野党側のスキャンダラスな行動に対する規律強化が目的」としています。給与6か月分の罰金や、登院の60日停止など。

中央統計局の本日の発表によると、7-9月期実質国内総生産(GDP)伸び率は5.0%と予想を上回る好調さ。ハンガリー経済は本年は減速に転じるという見方が一般的でしたが、7-9月期に関してはまだ持ちこたえています。

これを踏まえ、ヴァルガ財務大臣は記者会見で、通年では+4.8%程度の成長率になるだろうという考えを示しました。

ヴァルガ大臣はまた、来年の最低賃金について、労組連合・使用者団体の間で10%引き上げで合意するなら政府も支持しうるという考えを表明。

地方自治体の権限や自由裁量にしばりをかけるような法案が政府から提出されています。グヤーシュ首相府相は政府の考えを説明。ブダペスト市営交通BKVへの補助金は維持するなどと述べました。

=内政・外交=
・ ヴァ―ルヘィ欧州委候補、欧州議会ヒアリングで支持得られず 書面での質疑に
・ 与党、懲罰事犯への処罰を大幅に厳しくする法案を提出
・ テュルク評議会のブダペスト事務所、在外公館扱い  外交官特権も

=経済・金融・産業=
・ ヴァルガ財務相: 通年成長率は4.8%前後を期待
・ ヴァルガ財務相; 最低賃金10%増もありうる
・ グヤーシュ首相府相: ブダペスト市営交通BKVへの補助金減らすものではない
・ 国、地方自由裁量権限を減らす法案提出 建設許可も国に

=経済指標=
・ GDP伸び率(7-9月期 速報): 5.0%増 (未調整値) 好調続く  4.8%増(調整値)

◇オルバーン政権が国の威信をかけて建設した国内最大プシュカーシュ競技場(ブダペスト市、6.8万人収容)が明日オープン。19時からはハンガリーとウルグアイのサッカーの親善試合が予定されています。(詳細は10月29日配信分をご覧ください)

◇ブダペスト市トラムが11/15~11/24まで、以下の路線で変更になりますのでご注意ください。南駅近くの線路改修工事のため。
● 17番 ➞ 一部ルート変更(Villányi útの代わりに Krisztina körút)
● 61番 ➞ 南駅(Déli pu.)とNagyenyed u.の区間運行なし。
● 59番 ➞ 全区間で運行停止、バスが代行。
詳細: BKV

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