今日の見出し(2020.05.22)

ハンガリー国内のコロナウィルス情報については、重要と思われるものはTwitterでも随時流しておりますので、そちらをご覧ください。臨時配信や、定期配信における詳細の情報は、ご購読者様専用のサービスです。

新型コロナウィルスの感染確認累計(22日)は3,678人 (前日比37人増)。死者は476人(3人増)、回復は1,587人(55人増)。

現在の感染者数は1,615人(44人減)。

政府対策本部は本日の記者会見で、コロナ第1波は終わりに近づいているという見解を示しました。

デンソーのハンガリー子会社 Denso Gyártó Magyarország Kft.(セーケシュフェヘールヴァール市)は、労働時間短縮に伴う給与補填制度を利用します。パルコヴィチ革新技術相が22日、国は3億フォリント強の無償補助金を給付することになり、3800人の労働者の雇用が守られると大々的に発表しました。

マジャールスズキ(Magyar Suzuki Zrt.、乗用車生産、エステルゴム市)は6月末から生産体制を、現在の1シフトから2シフトに増やす計画。それに伴い、400人を追加雇用する見込みです。

EV購入に対する新補助金プログラムの発表を受け、Hyundaiディーラーは直ちに価格を百万フォリント以上下げました。新プログラムでは、車両価格が1100万フォリント以下であれば250万フォリントの補助金給付であるため。(価格がそれ以上の場合は補助金額は大幅に減ります)

=コロナ感染状況=

・感染状況(22日)
・感染状況の推移(グラフ)
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペストと地方の比較

=コロナ関連情報=
● ペシュト通り老人ホーム、施設長が辞任
カラーチョニ市長は、政治家間の不毛な戦いに謝罪

=内政・外交=
● オルバーン首相定例インタビュー:特別権限付与は最も優れた決断の1つ

=経済・金融・産業=
● Denso、国から給与補填受ける 政府が大々的に発表
● Magyar Suzuki、6月末から2シフトへ移行計画 400人近く追加雇用も
● Hyundaiディーラー、EV大幅値下げ -国の購入支援プログラム発表で
● メキシコ系自動車部品Nemak、従業員2割近くを削減
● ロシア企業、国営鉄道車両製造・修理会社を取得

=小話交差点=
サーカスの動物、「サファリパーク」で活躍
ハンガリーの2大移動サーカス団が20日、ブダペスト近郊に国内初のサファリパークを開園しました。

場所はSzada ( サダ、ペシュト県のグッドゥルーそば )で、もともと動物たちが冬の間停泊している土地。

サーカス団によると、サファリパーク開設の夢は前からあったものの、今回のコロナ禍で屋内公演が不可能になり実現。今回、ペシュト県も他の地方と同じように外出制限が解除となったことからオープンしました。

パーク内には象、キリン、ラクダ、ゾンキー(シマウマとロバ交配)など100頭。客は自家用車で乗り入れる仕組みで、ソーシャルディスタンスはしっかり確保。動物たちも人間に慣れているうえに、客がニンジンなど手渡すため車に寄ってきます。

入場には事前にネット予約が必要です。オープン以来既に大人気になっています。詳細:
https://magyarnemzeticirkusz.hu/hu/news/126

デアーク広場で若者グループが喧嘩、2人殺害される

ブダペスト市中心デアーク広場( Deák tér )近くで22日3時40分ごろ、複数が喧嘩になり、2人が刃物で刺されてその場で命を落とすというショッキングな事件が起きました。

その後、ブダペスト首都警察の午後の発表によると、広場にいたのは2つのグループ(16歳~23歳、合計10人)。お互い面識はなかったものの、なんらかの理由で争いに発展。18歳の男子が相手グループを刺し2人が死亡しました。その日は、その男子の18歳の誕生日(ハンガリーでは18歳が成人扱い)で祝っていたらしいとのこと。この男子に怪我はありませんでした。動機は不明。

警察は通報を受け5分内に現場に到着。6人を拘束しました。(また、10分以内に刺した後逃走していた男子も殺害の疑いで逮捕)

警察によると、若者らの9割は、過去にドラッグなどで補導歴がありました。事件当時、アルコール飲料の影響下にあったことを確認。ドラッグを使用していたかどうかは検査中としました。

記者会見をしたガール・シャーンドル警部は、現在の役職について5年になるが、公共スペースでこれほど残虐な事件は記憶にないとしました。

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