今日の見出し(2018.10.18)

オルバーン首相は、次期欧州委員会の委員長候補として、ドイツ・メルケル首相に近いマンフレッド・ウェーバー氏を支持する旨、決定。

17日の時点では、ウェーバー氏が率いる欧州議会最大会派「欧州人民党グループ(EPP)」に属す、加盟国首脳8人中、7人が支持。オルバーン首相だけ支持を表明していませんでした。

ラーザール氏(非喫煙者の擁護担当コミッショナー)は、2020年以降の出生者はタバコを購入できなくすべきと発言。「喫煙は基本的人権ではない」とし、全面的な「タバコのない国」を目指すとしました。

本日の配信 

=内政・外交=
・ オルバーン首相も次期欧州委員長にウェーバー氏支持
・ ラーザール氏: 2020年以降生まれはタバコ購入できなくする
・ 中央省庁の職員ら9000人近くを解雇へ
・ 与党Fidesz、LMP議員の資格返上求める オルバーン首相娘に関する誤認情報拡散で

=経済・金融・産業=
・ 政府、村振興プログラムを採択
・ 政府、住宅購入支援プログラムCSOKの拡充、今年中に策定
・ メーサーロシュ支配のKonzumとOpus、合併を発表
・ Rába、12億Ft投じてシートカバー縫製工場完成

=小話交差点=
オルバーン首相のスーツは高級ブランド
オルバーン首相の着用しているスーツが、ブダペスト市内中心部にある高級テイラーメードGalamb社製であることがわかりました。

首相が昨日、欧州理事会出席のため空港に向かう車中での様子を、Facebookに動画として投稿した際、判明しました。

メッセージそのものは、ハンガリーの国益を守る、国境を守る、その権限はハンガリーにある、移民は拒否といういつものものでした。しかし、首相のシートの後ろにひっかけられたスーツのカバーにはGalambのロゴマークが。

Galamb(ガランブ=鳩の意味)は、ハンガリー人2人が5区Zoltán通りに昨年、店を構えたもの。すべて予約制で、採寸から縫製まで一つ一つ手仕事で丁寧に行います。生地はイタリアや英国からの厳選したもの。1着2500ユーロからで、セールなどは一切なし。中には4000-5000ユーロするものも。

首相はこれまで、バックパックを愛用し、欧州理事会の会合にも持っていくなど庶民派をアピール。ウィーンを訪問する際にFacebookにポストした動画でも、列車での移動の様子にバックパック、スポーツ新聞が登場。

Galambのスーツはもちろん、バックパックとは違い、意図して動画に載せたわけではなく、たまたま入ってしまったようです。
(index, 444)

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◇ドナウ川の水位、過去最低水準まで低下
晴天続きのため川の水位が下がり、貨物船の通行は昨日から禁止になっています。
ブダペストでは水位は43センチに。他の場所でも1.5~1.7メートル程度。
貨物の安全な通行には2.5メートルは必要とのこと。

◇旧1000フォリント札の使用は今月末まで
2017年より前に発行された1000フォリント札の流通は、今月末までです。
11月1日からは店などでの使用は不可能に。
ただし、郵便局や銀行で3年間は無料で、またハンガリー国立銀行は20年間は無料で交換可能。

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