号外(21日のデモについて)

昨晩のデモ、小競り合いなしで終了

1月から全国スト呼びかけ

昨晩の反政府デモは、まずパロディ政党の呼びかけで18時から平和行進

20時からはデモ。呼びかけたのは野党(左派・右派両方)、労組連合、市民団体ら。コシュット広場からシャーンドル宮殿(大統領府)まで歩いて行き、大統領府前でスピーチ。23時過ぎに公式プログラムが終了した後も、先週のような警官隊との小競り合いや混乱はなく、催涙ガス使用もなく24時前に終了。参加者は数千人とされます。

今後については、1月に全国的なストライキの展開を図り残業上限引き上げ法反対を続けていくよう呼びかけました。

 21日夜のデモについて 】

 ●    18時から、パロディ政党「二尾の犬の党」が「平和行進」を実施。1000-2000人程度がコシュット広場(ペスト側)からシャーンドル宮殿(ブダ側王宮地区内)まで行進。その後、コシュット広場に戻り20時からのデモと合流した。

 ●    20時からコシュット広場でデモ開始。デモは当初は、アーデル・ヤーノシュ大統領に対して「ヤーノシュ、残業上限引き上げ法に署名するな」がタイトルだったが、大統領が20日に署名したことから「恥を知れ、ヤーノシュ」に変更。

参加者は数千人。若者らの非議会政党モメントゥムのメンバーやシンパらが、発煙筒を手に持ち焚く。その後、シャーンドル宮殿に向かう。

 ●    シャーンドル宮殿に到着。5000人程度はいたとされる。野党議員、労組連合、市民団体代表者ら15人がスピーチ。雨が降り始めたため、人々が徐々に減り、3000人程度になった

スピーチを行ったのは政党からは、社会党、自由党、LMPJobbik、無所属、対話、民主連合、モメントゥムの代表者。また、労組からは、最大MaSzSzや教員らの労組など、さらに大学生団体、過去に教育改革のデモを組織したTanítanékなど。

 スピーチでは、残業上限引き上げ法に対し、1月からは全国的なストライキを展開することが呼びかけられた。また、同法に限らず、オルバーン政権の政策、手法全般について、「もうウンザリだ」と抗議した。

 ●    公式プログラム終了は23時過ぎ。いつものように、国歌斉唱で締めくくり。デモ組織者らは、過激な行動に走らず平和裏に帰宅するよう参加者に呼び掛けた。大半が帰路についた。

 ●    若者の非議会政党「モメントゥム」が中心になる形で、150200人程度が残る。シャーンドール宮殿建物に向けて「これに署名しろ!」とトイレットペーパーを投げ、警察官の一部にもかかった。444.huによると、一部には、爆竹、瓶などを警察官の列の方向に投げた者もいたが、警察官らからの催涙ガス使用もなく24時前には終了した。雨が降ったことも影響した。

 ●    オルバーン首相を批判する略語 “O1G” があちらこちらで見られた。民主連合(DK)は、国会議事堂やシャーンドル宮殿の壁面に光で文字を映し出した。O1G”については、21日付通常配信の小話交差点をご覧ください。)

 以上

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