ドナウ川の国会議事堂付近の水上で 29 日 21 時過ぎ、観光客ら 35 人を乗せた小型船と、それより数倍大きいクルーズ客船が衝突。
小型船 Hableány の方は、衝突後わずか数秒で転覆・沈没し、これまでに 7 人の死亡が確認されています。
以下は、警察による、30日10時からの記者会見を元にした情報です。
【 死亡者など 】
Hableányには、観光客33人（全員韓国人）と乗員2人（ハンガリー人）の合計35人が乗っており、これまでに：
ー死亡 7人
ー病院搬送 7人 （低体温症など。状態は安定）
ー行方不明 21人 （ハンガリー船長1人、乗員1人含む） ＊MTIは当初16人としていましたが、警察の10時の記者会見では21人
＊韓国人は団体観光客だった。
＊報道では、6歳の子ども、71歳の男性が含まれたという情報があるが、警察は確認せず。
乗員乗客の性別について、以下の情報のみ公開した。
女性 22人
子ども 1人
男性 12人
【 救助作業は難航 】
ドナウ川の水位はここのところの雨で上昇、現在 5 メートル前後。また、流れも速くなっている。
加えて、昨晩は、強い雨、強い風が吹き、暗い中での救助活動だったため難航。
昨晩引き揚げられた犠牲者の1人は、事故現場から数キロ南下した高速道路 M0 と交わる地点近くで発見された。そのため、かなり流されている可能性がある。
事故発生当時、ドナウ川の水温は10－15度だったとされ、行方不明者の安否が心配される。
警察の他に、消防、軍などが加わり、現在、事故現場から南のドナウ川のハンガリー領全域で捜索活動。
【 沈没船は、マルギット橋近く川底で発見 】
事故は21時5分に発生。小型遊覧船Hableányと大型客船 Viking Sigynはともにドナウ川を北上。警察側は、映像をもとに、衝突直前にHableány がVikingの方に曲がったように見えると説明。そのため、Hableány は脇に押しのけられる形で転覆、7秒後に沈没。事故原因は不明。
客船 Viking Sigyn 画像出典：MTI/Máthé Zoltán
Hableány は、マルギット橋近くの深さ3－4メートル地点で深夜過ぎに発見された。いつ引き揚げになるかの情報はまだない。
沈没した方の船 Hableány の過去の資料画像。船は 60 人乗り、全長 27メートル、150馬力。画像出典 MTI、MIHÁDÁK ZOLTÁN
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