今日の見出し(2019.06.04)

ドナウ川の船衝突事故関連では、昨日、本日で合計3人の遺体が発見され、死亡は合計10人に。(対テロ統括本部TEK発表)

昨日は、ブダペストから南約100kmハルタ付近で1人=韓国人男性; 韓国人潜水士らが夕方、事故現場から1人=韓国人女性を引き上げ。

本日午後、事故現場からもう1人の遺体を確認し、午後、引き上げました。

川の水位は低下し始めたものの引き続き高く、また水流が速く、視界ゼロのため、捜索活動は危険と背中合わせ。韓国人潜水士らは船内での捜索活動も行いたいとしていますが、TEK(今回の沈没船引き上げ、捜索の統括責任を負っている)は潜水士の命の危険が伴うとして認めていません。(昨日の韓国人ダイバーらの潜水捜索は、16時20分から17時27分と、1時間以上かかっています)

昨日と本日、事故現場から引き上げられた遺体は、いずれも船内ではなく、昨日は船の外、本日は船の窓付近だったとのこと。

今回の事故については、韓国側がハンガリーの対応速度に不満を募らせているという報道が見られます。聯合ニュース(Yonhap News)によると、韓国外相は今週、スロバキアで行われるV4会合を機に、スィ―ヤールトー外相と再び会い、船の早期の引き上げを含む捜索活動や、事故原因究明を急ぐことなどを改めて要請する計画。

欧州議会選挙での結果を受け、秋の地方選挙に向けた、野党側のブダペスト市長候補で動きが出ています。

非議会政党モメントゥムは3日、独自候補の擁立を発表。

一方、無所属のプジェール氏(Jobbikと政治の新しい形LMPが推薦)は3日、野党間で候補者一本化を図るための「予備選」に参加しないと表明。

その不参加表明を受け、今度は、LMPが同氏に対する支持を取り下げ。もともと、LMPはJobbikとともにプジェール氏支持の合意をしていたため、その結果、Jobbikの支持もご破算に。ただし、プジェール氏は、政党の後ろ盾を失っても、秋の選挙には臨むとしました。

財務省は、2020年度予算法案を国会に提出。①家族への支援、②EU経済減速の中での高成長下支え、③減税政策の維持、④安全、の4つの柱をもとに編成しました。例年通り、夏休み前の成立を図ります。

財政赤字は対GDP比1%と、オルバーン政権発足以来の最低水準を計画しています。

本日の配信 

=内政・外交=
・ ブダペスト市長選に向けた野党の動き
モメントゥムは独自候補、
プジェール氏は予備選を辞退、LMP、Jobbikはプジェール氏支持取り下げ

=経済・金融・産業=
・ 政府、2020年度予算法案を提出  「家族支援の予算」
財政赤字はGDP比1%を計画
・ 失業率、EU全般で低下  チェコが最低、2.1%
・ 小売りチェーン売上高ランキング Tesco首位維持、LidlはCBA抜かす
・ 5月の新車乗用車販売、首位はSuzuki
・ ドイツ系鉄鋼部品メーカーTLC、新生産棟を建設

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