先週の見出し(2019.08.12-08.20)

ベルリンの壁崩壊につながった「汎ヨーロッパ・ピクニック」から30周年。オルバーン首相はメルケル独首相をピクニック開催地だったショプロンでの式典に招待し、その後会談、そして共同記者会見を行いました。

オルバーン首相は記者会見で、当時、国境を開放したのは東独市民の自由と安全のためであり、今、南部国境に壁を建てて守るのもまた彼らの自由と安全のためとし、整合性が取れて矛盾はないとしました。

一方、メルケル氏はベルリンの壁崩壊、東西ドイツの再統一にハンガリーが力を貸したことに感謝すると発言。EU内の移民政策については、違いはあるものの、新欧州委員会指導部の下で、新たな解決策にいたること期待するとしました。

経済では、 GDP伸び率(4-6月期)が、前年比4.9%増(未調整値)、5.1%増(調整値)。1-3月期よりは減速したものの、再び市場予測を上回る好調な伸びを示しました。鉱工業生産(6月・詳報)は、-1.4%(未調整値)を確認。営業日数が前年同月と比較し2日少なかったことが主要因。・自動車・自動車部品の生産は+1.5%と、5月の前年比17.2%増からは大きく縮小。

=内政・外交=
・汎ヨーロッパピクニック30周年
オルバーン首相: 30年前の鉄条網撤去と今日の壁は矛盾ない
メルケル首相: 新欧州委員会で新たな解決法に期待

・司法相: GoogleやFacebookの規制必要性を表明

=内政・外交短信=
・ソロス氏、CEUへの資金援助拡大を表明
・左派「労働者の党」の党首、ブダペスト市長選に立候補表明
・左派野党とJobbik、セゲド市長候補で一致 現職ボトゥカ氏推薦
・10月地方選挙、国内11.4万人のEU市民も投票権
・英国在住ハンガリー人3.1万人が永住権申請
・ドナウ川事故: 転覆側船長も危険に気付かず

=経済・金融・産業=
・ロシア主導IIB本部ブダペスト移転問題
米は外交官待遇などに反対、オルバーン首相は米側なだめる
・政府、リストフェレンツ空港買収試みるも実らず
・最大労組Maszsz; 賃金水準は中欧最低
個人所得税の累進制復活を要請
・Fitch、ハンガリー格付け据え置き
・MKB銀の株式一部、無名のファンドに売却

=短信 経済・金融・産業=
・チェコ企業、ハンガリーのソーラー発電市場への参入続く
・野外音楽フェスSziget、動員数減少
・T-Systems、エステルゴムとスロバキア隣町のシェア自転車で補助金獲得

=経済指標=
・GDP伸び率(4-6月期): 前年比4.9%増(未調整値)、5.1%増(調整値)
・鉱工業生産 (6月) 前年比-1.4%、調整値+4.1%を確認
・建設統計 (6月) 完成工事高、前年比20.3%増  伸び率は鈍化

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