今日の見出し(2019.11.19)

ハンガリーからの欧州委員候補ヴァールヘィ氏(欧州近隣政策・拡大交渉担当)が、欧州議会外務委員会に支持されました。

同氏については、出身国ハンガリーの政権から独立、中立の立場で任務を遂行できるのかに懸念が集中。しかし委員会による書面での追加質問に対し、同氏は懸念払しょくのための回答を6枚に渡り書き連ねました。

パクシュ原子力発電所の新原子炉2機は、当初の完成予定2026~2027年から遅れて2029年頃になる見込み。シュリ・ヤーノシュ大臣(同原発拡張事業担当)が18日の国会経済委員会で明らかに。

ハンガリー系不動産投資開発 Indotekグループの買収活動が最近盛んです。これまでは、B、Cクラスのオフィス、倉庫買収が中心だったものの、本年に入りゲッレールトホテルや、モールなどメジャー物件を次々に取得。今回は、ブダペスト市内中心部の5つ星ホテルSofitelを買収することが明らかに。

=内政・外交=
・欧州議会外務委、ヴァ―ルヘィ欧州委候補を承認
・Airbus 多用途ヘリ2機納入
・韓国文化センターが開所  欧州で最大

=経済・金融・産業=
・パクシュ原発新原子炉、完成は2029年
・国立銀行、政策金利は引き続き維持
・EU新車乗用車登録台数: 10月は+8.7%
・Sofitelホテル、Indotekグループが買収

=小話交差点=
地下鉄デアーク広場駅の自動改札ゲート
一度も使われずに撤去へ

ブダペスト市営交通BKVの地下鉄駅に設置されている自動改札ゲートが、1度も運用されないまま撤去されることが決まりました。

BKVの自動改札システムは、当初、2014年にドイツ Scheidt & Bachmann(S&B)が落札。2015年~2017年に自動発券機10,450 台、自動改札ゲート800機を設置し、ITシステムもすべて構築するはずでした。

ブダペスト市は紆余曲折を経てこれまで74億Ftを支払ったものの、これまで設置されたゲートはデアーク広場など僅か3機。BKV職員が短期間テストで使ってみたものの、実際に運用されることは一度もありませんでした。

プロジェクトは遅れに遅れ、ついにブダペストの交通統括会社は2018年に契約を破棄。並行してタルローシュ前市長は本件で告訴。前市長は、事業仕切り直し後に、新たな受注企業が利用しうるかもとも考え自動改札ゲートを残しておいたものの、今回撤去が決まりました。数日内に作業は終了する見込み。なお、ゲートの所有権は現在もS&Bとなっています。(444.hu)

当サイトにご訪問いただき有難うございます。
すべての内容をご覧いただくにはご契約が必要となります。
詳細はこちらをご覧ください。