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新型コロナウィルスの感染確認累計(27日)は3,793人 (前日比20人増)。死者は505人(6人増)、回復は1,856人(20人増)。
現在の感染者数は1,432人(4人減)。
政府対策本部のムッレール公衆衛生局長は、引き続き、ハンガリーでは超過死亡はないと述べました。(超過死亡とは、平年と比べて多い死者数のことで、コロナのように感染症などによる社会へのインパクトを測る指標として使われる。)
政府は26日深夜、非常事態宣言を終了に関する2つの法案を提出。1つは宣言終了に伴い、政府に付与された特別権限を国会に戻す法案。もう1つは、非常事態宣言下で導入した防疫措置や緊急経済措置が続くようにするための法案。
オルバーン・バラ―ジュ首相府次官によると、国会は2週間程度で採択する見込み。なお、宣言終了のタイミングは、ヴァルガ司法相は6月20日と自身のFacebookで言及していたものの、法案には記載されていません。
宣言終了後も、これまで導入した緊急経済対策の措置などは、基本的に、当初の期限通り維持されることに。
新しい面としては、「非常事態宣言」は終了するものの、政府は公衆衛生局長の勧告をもとに、国会の採決を経ないで「公衆衛生の危機」を宣言できることに。(こうした新種の宣言は、法案提出で初めて明らかになったもので、それまで政府は何も発表していなかった)
公衆衛生の危機の宣言下では、政府が非常事態宣言下で講じてきたような各種の制限措置(店舗の営業時間、集会など)ができるようになります。ただし、外出制限を講じる権限については含まれていません。
中央統計局が就業者数および失業者数(2-4月)を発表。4月のみで7.3万人が失業。ただし、5.4万人は経済的非活動に。求職登録をした人は1.9万人に留まったため、失業率自体は3.8%と微増に留まりました。(外出制限などで直ちに求職登録をしなかった人が多いと考えられています)
=コロナ感染状況=
・感染状況(27日)
・感染状況の推移(グラフ)
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペストと地方の比較
=内政・外交=
● 政府、非常事態宣言終了の法案を提出 「公衆衛生危機」宣言の発布は可能に
=コロナ経済対策=
● 政府、ブラウンフィールド再開発を提案 住宅建設にはVAT優遇
=経済・金融・産業=
● カラーチョニ市長、2021年度予算法案を批判
● ハンガリー資本メガバンク誕生へ -Budapest Bank、MKB、MTB
● Magyar Suzuki、赤十字に車両提供
=経済指標=
● 就労者数(2月-4月) 443.6万人 4月だけで7.3万人減少
● 失業者数(2月-4月) 17.4万人 失業率3.8%に微増
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