今日の見出し(2021.03.11)

最も速く詳しいハンガリーのコロナ情報や政治経済情報をご希望の方は、「ハンガリー経済情報」ニュースレター購読をお申し込みくだりますようお願いいたします。

詳細はこちらから。

COVID-19 関連の重要情報は、在留邦人や関係者の方々の安全安心のため、ツィートもしております(こちら)また、日本ハンガリーメディアートと共同運営しております「ハンガリー暮らしの健康手帖」のウェブサイトTwitterFacebookでもお届けしております。

===
国内 新型コロナ感染状況( 11日 )
《 》内は前日比

新規8312 (累計489,172)
死亡 172 (累計16,497)

現在感染者 128,408《+4170》
うちブダペスト市 23,921

入院 8329《-19》呼吸器911《+67》

検査数33464 (陽性率24.8%)

回復累計344,267

ワクチン接種者
1回 1,149,557
2回完了327,428

===

過去7日間

新規:合計 42,994 (平均 6142人/日)
死亡:合計1021(平均145人/日)

===

異様なスピードで感染が拡大しています。

新規感染者数は本日8000人を超え、過去最多に。また死者も172人と非常に多くなっています。入院患者のうち、呼吸器装着者は900人を超えました。

ムッレール主席医務官によると若い人の感染が増加。先週(第9週)の陽性確認者の平均年齢は44.5歳。年齢層別では以下になります。
20-29歳:12%
30-39歳:15%
40-49歳:23%
50-59歳:17%
65歳超: 12%

ワクチン接種希望を登録した人は約320万人に。グヤーシュ首相府相は本日の定例記者会見で、増加してはいるものの、18歳以上人口(約800万人)の50%に満たないと指摘。

集団免疫獲得には60-70%の人が接種することが必要。60歳以上の3分の2はすでに接種希望登録したものの、さらに推奨するために未登録者にはムッレール主席医務官名で手紙が送付されるとのこと。

欧州欧州医薬品庁(EMA)は本日、米製薬ヤンセン(ジョンソン・エンド・ジョンソンJ&J傘下)が開発したワクチンを承認するよう勧告しました。ハンガリーは約440万回分を、EU枠組みを通して契約しています(ヤンセンのワクチンは接種1回のみ)

ハンガリーには本日、中国シノファーム45万回分も到着。オルバーン首相自らが空港で迎えました。

そのシノファームの価格が明らかに2回投与で63ユーロ。現在、ハンガリー国内で使用されている5種類のワクチンのうち、飛びぬけて高い金額になっています。

政府はこれまでシノファームとスプートニクVの値段や契約詳細は「秘匿義務」を理由に発表していませんでしたが方針転換。グヤーシュ首相府相は本日の定例記者会見で、価格を明らかにするとともに、24時間以内に全契約を公表すると約束しました。(スプートニクVは2回で19.9ドル)

一方で、欧州委に対して、EU共同調達の契約も、公表するように求めました。そのため、正式な要請書簡を担当官に送付したことを明らかにしました。

なお、本日のグヤーシュ大臣の定例記者会見(オンライン)では、ハンガリー国内在住の外国人の接種について質問がありました。

しかし大臣は、現在、基本的にハンガリー人が優先であるとしたうえで、国内で勤務する外国人の大半はすでに国家医療保険に加入していると早口でコメント。

非加入の場合についての言及はありませんでした。(現在、国内でワクチン接種希望登録をするためには、保険証番号=TAJナンバーを入力する必要があります。ワクチン接種は国が一元管理をしており、当面、民間医療機関での接種はない見通しです。)

3月15日は1848年革命記念日ですが、本年の国の祝典は基本的に中止。当日8時、国会議事堂前のコッシュート広場での国旗掲揚のみになります。(グヤーシュ首相府相の定例記者会見)

=コロナ関連情報=

■  感染状況
■ シノファーム調達;1人分63€と高額明らかに
■ 新型コロナ免疫証明書、郵送開始(カードの画像あり)―1回接種でカード発行
■ シノファーム追加到着、オルバーン首相が自ら空港で迎える

=経済・金融・産業=
■ 追加措置で影響受ける事業者、給与補填は3月末分まで
■ 追加制限措置 ―1週間で経済成長0.1ポイント押し下げ
■ ファストファッションPromod、Vagabondなどハンガリーから撤退
■ ハンガリー郵便、宛名なしDM配達事業からも撤退

当サイトにご訪問いただき有難うございます。
すべての内容をご覧いただくにはご契約が必要となります。
詳細はこちらをご覧ください。