【コロナデータ更新について】
政府コロナ対策本部は5月からデータ更新を週1回にすると発表しました。
そのため、《ハンガリー経済情報》もEメール本文と配信1ページめの日々のデータ更新は終了いたします。今後は、対策本部の発表の都度にお伝えします。
【ロシア産原油禁輸には反対】
欧州委員会が対ロシア制裁第６弾で、ロシア産石油の禁輸を含めるという報道が昨日からあります。ただし、ロシア産石油への依存が高いハンガリーとスロバキアについいては、禁輸の「免除ないし長期の移行期間設定」とする可能性があるとのこと。
これに対して、ハンガリー政府は制裁対象に石油を含めること自体「支持できない」と拒否し続ける方針を強調しており、免除されるかどうかが問題ではない模様。
関連して、オルバーン首相は先月 21日にローマ教皇に謁見した際、ロシアは５月９日の第2次世界大戦の対独戦勝記念日に、ウクライナと戦争を終了する計画があると語ったとのこと。ローマ教皇がイタリア日刊紙によるインタビューの中で明らかにしました。教皇はそうであってほしいと願うものの、悲観的とのこと。
オルバーン首相はハンガリー国内の総選挙で勝利直後にプーチン大統領と長く話しています。
ロシアのラブロフ外相は今月１日、イタリアのテレビ局に対し、９日の戦勝記念日は、ウクライナにおける軍事作戦に何の関係もないとの認識を示しています。
専門家の予想もまちまち。ただし９日に仮にロシアが対ウクライナ勝利宣言をしたにしても、実態としては戦闘は続き、停戦になるとは考えられないという見方が大きいようです。
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今日の見出し
＝内政・外交＝
■特別国会召集
野党半分は議員宣誓後に退場
表：新国会の各会派の人数及び議員団長
■政府、ウクライナ・キーウ大使館の業務を再開
■政府、ロシア産石油禁輸は支持しないと表明 制裁第６弾に含まれる可能性で
■ポーランドのStop Russia Now！キャンペーン、ブダペストでも
■プライドマーチ、ルートを変えて決行へ
＝経済・金融・産業＝
■政府、経済成長率を下方修正 4.3%に
中期的に4%台成長を見込む
■4月新車乗用車販売、約9000台 前年比14%減
スズキが首位を奪回
■農業省、事実上の穀物輸出禁止を延長
＝小話交差点＝
■22年「ジロ・デ・イタリア」、6日にブダペストから出発
今年の自転車プロロードレース「ジロ・デ・イタリア/Giro d’Italia」がハンガリーで6日（金）に開幕します。
同大会は毎年５月にイタリア全土で競われますが、年により同国以外からスタートし、途中移動日を兼ねた休養日を挟みイタリアに移ります。
ハンガリーは当初、2020年5月に最初の３区間をホストする予定でした。しかし新型コロナウィルスのパンデミックのために、レース自体が延期に。今回はコロナ収束を受け、２年越しで実現することになりました。
第１ステージとなる６日は、ブダペストからセーケシュフェヘールヴァ―ルを経由しヴィシェグラードまで(全長195km)
第２ステージ・７日（土）はブダペスト英雄広場から中心を通り、西駅、マルギット橋を通りブダ王宮へ（全長9.2km））
第３ステージ・8日（日）は国内南西部カポシュヴァ―ルからバラトンフレドまで（全長201km）
ブダペスト首都圏開発担当の次官によると、沿道での観戦・応援ももちろん可能。ただ選手たちは時速40km以上と非常に速くあっという間に通り過ぎてしまうので、上り坂の頂上付近が狙い目とのこと。
昨年の5月は、第６ステージでヴァルテル・アッティラ（Valter Attila）選手 (22) がハンガリー人として初めて個人総合時間賞『マリア・ローザ』を獲得しピンクのジャケットを羽織りました。今年のレースにはハンガリー人選手が３人出場と、過去最多になるとのこと。
ルート地図と各地点到着予定時間を、本日の配信に含めましたのでご参照ください。
参考：
なお、このレースにより、通行止めとなる道路がありますのでご注意ください。
交通情報詳細：
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