【コロナ下水調査――引き続き減少】
先週の下水に含まれる新型コロナウィルスの量に関する調査では、全国的に減少の傾向が続いています。
■傾向
著しい減少傾向を示した都市:
ブダペスト市中央部、エゲル市、ケチケメート市、セーケシュフェヘールヴァ―ル市、セクサールド市、タタバーニャ市。
その他は前週と同水準。
増加傾向を示した都市はなし。
■濃度
全国的に「中程度」。
例外は、ベーケシュチャバ市のみで、「やや高い」となりました。
【サル痘ウイルス、別の隣国でも初確認】
スロベニア公衆衛生当局NIJZは24日、初の「サル痘」感染者が確認されたことを明らかにしました。
感染が確認されたのは男性で、カナリー諸島への旅行から帰国した後、症状が出ました。症状は安定。NIJZは、感染症の観点からすると、新型コロナウィルスよりも対応はしやすいとしています。
ハンガリーでは24日現在、感染症例はまだ確認されていません。
【オルバーン首相、早速「隣国の戦争で非常事態宣言」を発表】
オルバーン首相は24日夕方、ウクライナでの戦争状況を受け、非常事態宣言を早速発表。24日24時から。
それにかかわる具体的な措置は、25日に発表とのこと。
それより先、数時間前に、国会は基本法第10次改正案を採択。これにより、ハンガリー国内ではなく、「隣国で起きた軍事衝突、戦争状態、もしくは人道的危機、生命と財産の安全を脅かす重大な事態」の場合でも、政府は非常事態宣言を発令できるようになりました。
基本法改正案には、ノヴァーク大統領が直ちに署名をしたため、スピード発効となりました。
【オルバーン氏、ロシア産石油禁輸の話し合い、事実上拒否】
オルバーン首相は、来週の欧州理事会(EU首脳会議)で、ロシア産石油の禁輸提案に関しては協議しないよう、ミシェル欧州理事会議長に書簡で要請しました。
欧州委員からハンガリーへ解決法が提示されていない、というのが理由。
今日の見出し
=内政・外交=
■ 国会、基本法第10次改正案を採択
11月からは隣国戦争でも非常事態宣言可能に
■ オルバーン首相、来週のEU首脳会議で露石油禁輸は協議しないよう要請
ミシェル欧州理事会議長に書簡
■ オルバーン第5次内閣、正式発足(速報)
=経済・金融・産業=
■ 欧州委、ロシア産化石燃料依存の低下を勧告 (ハンガリー国別勧告書)
■ 独自動車部品KOSTAL、ブダペストにBSCを設立
■ ハンガリー自動車工業会、Magyar Suzuki幹部を会長に選出
=経済指標=
■ 被用者賃金調査 (3月) 平均給与総額 51.1万Ft(+17.5%)
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