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新型コロナウィルスの感染確認累計(12日)は3,313人 (11日比29人増)。死者は425人(4人増)、回復は1007人(49人増)。
現在の感染者数は1,881人(24人減)。
政府対策本部は本日の記者会見で、現在、国内35の病院で行われているコロナ患者の入院治療は、今後南ペスト中央病院など少数の病院に集中させると発表。それにより、その他の病院は、平時のようにコロナ以外の患者の治療に専念できることになるとしました。また、コロナ患者と接触する医療従事者の数を減らす効果もあると加えました。
対策本部によると、現在の病院入院患者数は728人で、4月中旬の水準まで減少。(ピークは5月4日で1027人)
公衆衛生当局による老人ホームやその他の居住タイプの施設の調査はこれまで345施設(全体の約3分の1)が完了。このうち、医師が常駐していなかったのは2施設しかなかったとしました。(1施設はブダペスト市立のペシュト通り高齢者施設であることは既に明らかになっており、政府与党がカラーチョニ市長を非難する根拠になっている)
ハンガリー医大が進めているコロナ感染調査(無作為抽出で1.8万人弱を対象に調査)では、約半分終了。これまで8,276人がPCR検査を行い、陽性だったのは僅かに2人のみでした。一方抗体検査(1,524人)では9人に抗体を確認。感染割合は非常に低く出ました。
医大らの推計よると、14歳以上の人口830万人弱について、未確認アクティブ感染者は243~7230人、感染者 (累計)は22,399~92,624人。集団免疫の獲得にはとてもなっていないとしています。
ハンガリーのコロナ対応法を巡って、ジョージ・ソロス氏やヒー・フェルホフスタット氏(リベラル系のベルギー元首相)も批判。ハンガリー政府は、リベラル派による協調攻撃と反発。
関連して、スィーヤールト―外相は北欧5か国の外相に書簡を送付。(昨夕はこれらの国の大使を本省に召喚)
ヴァルガ財務相は本日、2021年予算法案の骨子を取りまとめたと自身のFacebookで発表(数字など詳細は一切なし)。昨日の配信でお伝えしたように、雇用維持・創出が柱の1つ。政府は明日の閣議で話し合います。
=コロナ感染状況=
・感染状況(12日)
・感染状況の推移(グラフ)
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペスト・ペシュト県と地方の比較
=コロナ関連情報=
・サンプル調査 感染率非常に低く 集団免疫獲得からは程遠く
=内政・外交=
・スィーヤールト―外相、北欧5か国外相に書簡 大使召喚後に
・ソロス氏やフェルホフスタット氏、オルバーン首相を改めて批判
・コマーロム新橋、8月に完成へ
=コロナ経済対策=
・給与補填、4000企業近くが申請
=経済・金融・産業=
・タルローシュ前市長:ハンガリー国鉄と地方バス、今のうちに統合すべき
・コロナ禍で推定7%が失業 Tárki調査
・ヴァイナ氏死去後、カジノは政権に近い実業家らへ
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