先週の見出し(2020.08.17~08.24)

ご購読者に24日に配信したニュースレターの見出しです。

コロナ感染状況・24日(カッコ内は前日比)
新規感染確認数 36人
現在の感染者数 883人 (+36)

感染確認累計5,191人
回復 3695人 (+0)
死者 613人(+0)

先週1週間の1日あたりの新規感染は、22~52人。50人以上になったのは、5月16日以来。

政府は、9月1日から入国規制を強化します。今週決定し、発表の予定。

具体的な内容、対象国は明らかになっていませんが、政府は「9月1日以降、南方面の国々での余暇は計画しないように」としています。またオルバーン首相は「海を見るなら今のうち」と発言したことから、クロアチアはほぼ間違いなく対象になる見込み。クロアチアからの入国については、隣国オーストリアも今月半ば過ぎから入国後14日間隔離(もしくはPCR検査で解除)にしています。

ハンガリー国内では、店舗および公共交通機関では引き続きマスク着用が義務になっています。しかし最近は、着用しない人や、着用しても鼻出し、顎かけなどが多く、地方バスVolánbuszは、主要路線では警察によるチェックが入ると発表。

建国記念日の日にあたる20日、国会議事堂前の道路中央に設置された「ハンガリー民族連帯のモニュメント」の完成式が執り行われました。もともとトリアノン条約締結100年の記念行事でしたが、コロナのため式は8月にずれ込んでいました。

オルバーン首相は式典のスピーチで改めて、負けてみじめな過去100年は幕を閉じ、素晴らしい繁栄の時代へのチャンスが目前にあると述べました。その中で、今やキリスト教主義を放棄し、なんでもありになってしまった西欧は魅力的ではないとはっきり主張。西欧を目指すのではなく、独自の繁栄を目指すと繰り返し強調しました。

翌日21日の定例ラジオインタビューでも同様のことを話しました。ただし、20、21日の首相の話の中で新しい点として注目すべきは、中欧の将来を築き上げるために、単にV4で協力ではなく、ポーランドを「指揮艦」としたところ。

なお、20日のスピーチでは、「ハンガリーの21世紀の7か条」も掲げました。詳細は本日の配信をご覧ください。

=コロナ感染状況・関連情報=
● 感染状況
● 政府、入国規制を厳しくする方針発表 9月1日から
● ブダペスト市、市内最大の高齢者介護施設ロックダウンに

=内政・外交=

● オルバーン首相:西欧追うのではなく中欧繁栄の時代 「指揮艦はポーランド」
民族連帯モニュメント完成
● ハンガリー、ベラルーシ大統領選やり直し案支持 「ポーランドの考え支持する」
● 人材省、医療関連予算の拡大、国民の健康度上昇を強調
● スィーヤールト―外相、政権癒着とされる実業家の豪華クルーザーで休暇
SNSでは仕事ぶり強調
● 政府、最新歩兵戦闘車の製造で独会社と合弁会社設立
● 米大使館、虹色旗の焼損でヘイトに懸念表明
30か国在ブダペスト大使館もプライドウィークに支持声明
カラーチョニ市長は記者会見

=経済・金融・産業=

● オルバーン首相: 9月半ばに2か年景気刺激策
● 政府財政赤字、7月末には2.2兆Ftに膨張
● 政府の資金ニーズ(4-6月期)、GDP10.6%に拡大

=短信=
● カラーチョニ市長、ベラルーシデモ隊に連帯
● ゲッレールト温泉、9月1日に再オープン 3月以来
● ブダペスト市2区再開発「風の門」完成
● 地方公務員ら、9月2日から3日間スト計画
● 輸出入銀行のPEファンド、ファッションブランドAeronに12億Ft
● ハンガリーエネルギードリンクHell Energy、アイスコーヒー生産開始
● Taxi Plus、6×6 Taxiに吸収