オルバーン第4次内閣では、ファゼカシュ農業相も続投しないことが明らかに。その他、憶測ベースで、ラーザール首相府相の後任にグヤーシュ・ゲルゲィ現Fidesz国会議員団長の名が挙がっています。
選挙後の国会初召集となる5月8日には、国会議事堂前のコシュット広場が閉鎖へ。その日は17時から、同広場で反政府デモ「我々こそが多数派!」の第3弾が予定されているため、当局が開催できないようにするのではと一部解されました。
しかし本日の報道によると、広場の閉鎖は14時まで。そのため、17時からは計画通りデモは可能に。閉鎖は、広場自体で式典があるほか、訪問する要人警備のため。
クーリア(最高裁に相当)は、投票日にウクライナからハンガリーへ投票者(ハンガリー二重国籍者)をバスで送迎したのは違法と判決。しかし、これ自体は投票やり直しを義務付けるほどではなく、また投票の必要性を示すだけの根拠証拠はないとしました。
政権に批判的なメディアらは、投票日にこれらのハンガリー系住民が、ハンガリー国内での架空の住所を使い投票するという不正があったと報じていました。
EU関連では、欧州議会の予算監督委(CONT)がハンガリーに対する制裁発動の手続きを進めるには妥当とする意見書案を賛成多数で可決。その他にも、欧州委とハンガリー当局の間では、首相娘婿の元会社を巡る不正疑惑に関して制裁金の規模決定のため協議が始まった模様。 欧州司法裁判所では、業界特別税に関してハンガリーが敗訴。
経済週刊誌HVGは、独自に入手した第4次政権の人口増加計画(人材省の作業文書)について報道。第1子を生む年齢を下げる一方で、予防医学の充実で寿命を延ばすことなどが柱。特に25~35歳の女性の出産の後押しします。これにつては明日、お伝えします。
また、ブダペスト市議会は本日、タクシー値上げ提案を可決。初乗りは大幅値上げに。7月1日から施行。
本日の配信
=内政・外交=
・ファゼカシュ農業相も、次期閣僚入りせず
・欧州議会予算監督委(CONT)、ハンガリー制裁発動妥当とする意見書採択
・ウンガールLMP議員、Magyar Nemzet買収断念 価格に大きなギャップ
・欧州委、ハンガリーと補助金返還額で協議開始 首相娘婿の元会社で
=経済・金融・産業=
・ブダペスト市議会、タクシー料金値上げを承認 7月1日から 初乗り55%増
・ハンガリー、特別税の裁判で敗訴(欧州司法裁判所)
・小売りチェーンAldi、150人追加採用へ 地域マネジャーは81.2万Ftから
・Tesco、ケチケメート店などリニューアル
・Wizz Air、訓練センター設置を発表
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