労組連合、野党らが組織した5日のデモ(ブダペスト市)には、数千人が参加。 「奴隷労働法」で進展なければ、1月19日以降、職場でのスト、道路封鎖を展開していくことを表明しました。週末には地方都市でもデモが行われました。デモは、警察との小競り合いなどなく終了。
こうした動きに対して、政府与党は引き続き、ソロスが背後にいる、春の欧州議会選挙に向けた動きと主張しています。
企業で最低賃金、保証賃金を受け取っている労働者の数は、約88万人。その他、公的サービス職員も含めると100万人以上。Portfolio.huが財務省、中央統計局のデータ、専門家の試算などをもとに推計しました。
本日の配信
=内政・外交=
・ 労組連合、野党らのデモ、参加者数千人 「奴隷労働法」で進展なければスト、道路封鎖に
・ 政府与党: 反政府デモの背後にはソロス 欧州議会選に向けた動き
・ 対話カラーチョニ党首、ブダペスト市長選挙に立候補表明
=経済・金融・産業=
・ 最低賃金、保証賃金労働者は100万人超 企業の42%
・ 自動車盗難は減少傾向、18年はFord、VWなどがトップ
・ 政府、Tungsramと戦略的協力協定を締結
・ 2018年の新車乗用車販売―ブランド別トップ20位詳細
=経済指標=
・ 鉱工業品生産者物価指数(11月) 前年比5.1%増
・ 小売統計 (11月速報) 前年比+5.2%
=小話交差点=
新官邸の食堂、老舗レストランGundelが運営
王宮地区の新官邸 (元カルメリタ修道院を修復)の食堂は、老舗レストランとして有名なGundel Étterem (グンデル)が運営することが明らかになりました。食堂の他に各種行事で振舞う料理も担当します。経済週刊誌HVGの電子版が7日報道。
食堂の運営は入札方式で行われ、グンデル側も受注したことを確認。ただし、詳細については明らかにしていません。(なお、1月から首相の執務室は既に国会議事堂内から移っています。)
グンデルレストラン自体は、セルビアのアナ・ブルナビッチ首相が2018年2月にブダペストを訪問した際、オルバーン首相との夕食で使われています。
英雄広場そばにあるレストランは、1894年オープン。内装が素晴らしく高級感が漂うことで有名です。レストランのウェブサイトで掲載されているメインコースは最も安いものでも 6 000Ft、一番高いものは16 500 Ftとかなりお高め。
現在の料理長はリタウスキ・ジョルト氏(Litauszki Zsolt)で、数々の店で成功した実績あり。グンデルでは、ハンガリー料理を基本とし、季節ごとに新鮮な材料を使いアレンジしています。
同氏は、レストランビジネスを展開するジダイ・ゾルターン氏の店でシェフとして働いたり、オルバーン首相の長女ラーヘルさんとも関係があるそうです。ジダイ氏のグループ下のいくつかのレストランは、政権中枢、周辺の実業家の家族や仲間がよく利用することで知られています。
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