今日の見出し(2018.11.12)

国は、ホテル宿泊客の個人情報を中央で集約管理するデータベースを創設する計画。そのための法案を提出しました。

収集されるのは、宿泊客の名前、生年月日、旅券データなど。ホテルは、提出義務を負うことになります。

情報にアクセスできるのは、地方自治体、警察、租税当局(NAV)、中央統計局(KSH)、入国管理当局(BMBAH)。

元Jobbikの国会議員4名は、国会内で「グループ」を結成すると発表。発言権や資金が与えられる「会派」の結成には最低5名必要なため実現しないが、協力し合い国会内でのプレゼンス確保を狙う。

政府から年金受給者に対する特別支給が開始に。平均1.8万フォリント。対象は全受給者で250万人前後。景気が良い時に、その恩恵を年金受給者ともシェアする、という制度に基づくもの。

かつてオルバーン首相に反旗を翻した、実業家シミチカ氏が支配していた中核ゼネコン会社が、同業Duna Aszfalt Kft.に売却。この会社は、オルバーン氏に近い実業家が経営。

シミチカ氏は、総選挙でオルバーン氏の再選が決まった後、事業をすべてパートナーのニェルゲシュ氏に売却。ただし、ニェルゲシュ氏は、シミチカ氏が戦いを繰り広げていた時も、裏ではオルバーンファミリーとつながっていたとされ、同氏の手から首相周辺の実業家に売却されるのは時間の問題とみられていました。「シミチカ帝国」は単に崩壊しただけではなく、そこに属した企業らは首相周辺に身売りされたことになります。

今週水曜は、ガソリン、軽油ともに値下がりへ。ハンガリー石油ガス会社MOLは、ガソリン(95オクタン)卸売価格は、7フォリント、軽油は3フォリント引き下げます。その結果、給油所での平均小売価格は以下のようになります。

ガソリン(95オクタン)373フォリント
軽油: 421フォリント

価格はリットルあたり、給油所により最大50フォリントの差があります。

本日の配信 

=内政・外交=
・ 政府、ホテル利用客の個人データベースを創設  警察、租税当局らがアクセス可能に
・ブダペスト市15区議補欠選挙、Fideszが快勝
・Jobbik離党者らで国会内グループ結成 会派設立には届かず
・社会党・対話、欧州議会選挙で候補者共同名簿作成に
・世論調査: ホームレスは見たくはないが、罰する必要もない

=経済・金融・産業=
・ 年金の「特別支給」、開始 1.8万Ft
・ かつてのシミチカ帝国の中核企業、親オルバーン派実業家の会社へ売却

=経済指標=
 ・建設統計(9月) 完成工事高、引き続き好調 前年比25.8%増

◇本日17時半からデモ 首相の義理息子の元会社、捜査打ち切りで
市民グループFőnixは本日17時半から、国家検察当局(NNI)の本部前(3区、Aradi utca 21-23)でデモ集会を行います。首相の娘婿の元会社EliosのLED外灯設置事業の一連の受注に関して、欧州不正対策局(OLAF)が組織的腐敗を指摘していたにもかかわらず、NNIは嫌疑不十分で操作を終了したため。
関連して、野党民主連合(DK)はNNIを腐敗ほう助と主張し、訴える方針。

当サイトにご訪問いただき有難うございます。
すべての内容をご覧いただくにはご契約が必要となります。
詳細はこちらをご覧ください。