今日の見出し(2018.11.14)

国内では、マケドニアのグルエフスキー元首相のブダペストへの逃亡、およびハンガリー当局に庇護を求めたことに関するニュースが今日も続いています。

マケドニアの内務相は、国内のテレビ局Kanal 5に出演し、情報を総合すると、元首相は空路ではなく、陸路で逃亡したのは確実と発言。(パスポートは国外逃亡を防ぐため、当局が没収していた)違法に国境を超えたとし、超えるためにはかならず支援者がいたはず、としました。また、ハンガリー側は元首相が国内にいることを確認したとしました。

マケドニアの一部のメディアは、女装して入国したとも報じています。また、ブダペスト市内のCorinthia Hotelに泊まり、昨日はオルバーン首相の私邸に泊まったともしています。これについて、ハヴァシ首相報道官は全面否定。「首相は昨日帰宅し、フローラとロージャという名前の女性(=首相の娘)と会った。(グルエフスキー)という名の人物とは会っていない。従って、このニュースはガセネタである」と述べました。

本件ではオルバーン首相の対応に関心が集まっています。グルエフスキ元首相は緊密な関係であった一方、オルバーン氏は「安全な国から違法にハンガリーに入国」してくる者については庇護を認めないと再三主張。法律は法律、すべての者が守らなければならない、としてきました。(2015年秋のマケドニア、セルビアは「安全な国」と確認されています。)

本日、ELTE大学社会科学部では、講師や学生らがジェンダー学課程の廃止、高等教育の自治に介入する政府の措置に抗議するデモ集会を実施。コルヴィヌス大学、CEU大学の学生一部も合流。

経済では、中央統計局がGDP(7-9月期)速報を発表。
前年比では、4.8%(未調整値)、5.0%(調整値)の増加と、市場予測を大幅に上回りました。前期比も1.2%増

そのため、ヴァルガ財務相は、本年の成長率は4.3~4.5%と事実上上方修正。

一方、ドイツ連邦統計局が本日発表したGDP(7-9月期)は、前期比で0.2%と、2015年序盤以来のマイナス成長に。日本の7-9月期GDPも前期比年率1.2%減でマイナスは2期ぶり(内閣府、14日発表)。

ブダペスト市議会は本日、事故が多い市内のセンテンドレ通り、ヴァ―ツ通りの合計3か所にスピード違反監視カメラを設置することを決定。予算は4億フォリント。
設置場所は以下になります。
・Szentendrei út センテンドレ方面(Záhony utca交差点手前)
・Szentendrei út ブダペスト中心方面(Mátyás Király út交差点前)
・Váci út 169番

本日の配信 

=内政・外交=
・社会党、ブダペスト市長候補者の選出方法提案
=経済・金融・産業=
・ヴァルガ財務相: 本年成長率は4.3~4.5%  第3四半期好調で
・司法相: 新しい会社清算手続き法が必要
・Magyar Posta、書留郵便の電子的追跡へ移行 ペーパレスに

=経済指標=
・GDP伸び率(7-9月期): 4.8%増(未調整値)、5.0%増(調整値) 市場予測上回る
・農畜産物 生産者価格(9月)  前年比+6.2% 麦価格は18%上昇

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