今日の見出し(2019.2.21)

ハンガリーは、ブダペストへ移転が決まっている国際投資銀行(IIB)の本部、および外国人職員にウィーン条約に基づく外交特権を与える計画。在外公館同様に、不可侵権、裁判円の免除、公租公課の免除などが与えられます。

IIBはロシア主導ながらも、現在の出資率は50%未満に下げられています。そのため、形式上ではEU域内にある国際銀行の扱いになり、EUの対ロ制裁の対象にもならない見込み。これに対して、社会党議員は、「プーチンのトロイの木馬」と批判。

ユンケル欧州委員長は本日、記者会見で、オルバーン首相のことを引き続き「良き友人」と呼ぶと同時に、EU域内で憎しみを増幅させることはしないと発言。

一方で、グヤーシュ首相府相は21日の定例記者会見で、政府広報は、正確で正しいと反論。

Magyar Suzuki経営陣は、社内委員会とは2019年の賞与、福利厚生については既に合意。基本給の引き上げについては現在も交渉が続くが、近日中に合意にいたる見通し。

一方、鉄鋼労連Vasasは、社内委員会の交渉努力を歓迎。同時に昨日、同社エステルゴム工場のシフト交替の前後で、労組加入も仕込み所を900人に配布したとのこと。

賃金統計では、平均総額(月)は12月は36万Ft、1-12月期は33万Ft弱。前年比増加率はそれぞれ10.2%、11.3%。

本日の配信 

=内政・外交=
・政府、ロシア主導国際投資銀行IIB本部へ外交特権を付与
・ユンケル欧州委員長: オルバーンは友人、EU域内で争っていては前進はない
・政府、「反ソロス」キャンペーンに2年で566億Ft

=経済・金融・産業=
・Magyar Suzuki: 賞与、福利厚生では合意、給与引き上げも交渉進む
鉄鋼労連Vasasは労組加入申込書を従業員に配布
・Lufthansa Technik、ミシュコルツに航空機修理保守センターを設置を発表
・BMW・ハンガリー子会社の社長に、本社上級副社長が正式就任へ

=経済指標=
・被用者数・賃金調査 (12月) 給与総額 36万Ft 10.2 %上昇
18年通年では33万Ft弱
・小売統計 (12月詳報)   前年比+4.1%  速報から改訂なし

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