今日の見出し(2019.3.07)

反ユンケル看板は、15 日からは「 7 項目の家族政策」宣伝看板に。グヤーシュ首相府相が 7 日の定例記者会見で明らかにしました。

オルバーン首相は、ユンケル氏の後はティママンス欧州副委員長の巨大ポスターになると述べていました。

政権寄り日刊紙 Magyar Nemzet は 7 日付の論説で、与党 Fidesz は欧州議会・最大会派 EPP(欧州人民党グループ)を離脱し、イタリア・サルビーニ氏やポーランド・カチンスキ氏らの政党と組む時が来た、としました。

政権お抱えメディアがこのような主張をストレートにしたのは、同新聞(元Magyar Idők)が初めて。

オルバーン首相はこれに対して、今は「カタツムリの血」のような冷静さが求められるとコメント。またグヤーシュ首相府相も EPP 離脱は考えていないと否定。

ブダペスト市は、リストフェレンツ空港の 24 時から 5 時までの飛行禁止を空港管理会社 BA に要請。かねてから騒音が問題になっていたため。また、長期的には、貨物機と軍用機は別の空港に移すことを提案しています。

韓国系タイヤメーカー Hankook では、経営側が昨日、一方的に賃上げ 13.6 %を発表したことに対して、 労組連合は不満を表明。新たなストもありうるとしています。

1 月の鉱工業生産は市場予想を上回り、前年比 +4.4%(未調整値) +5.0%(営業日調整後)。Audiの1週間のストで生産が止まったため、鉱工業生産全体も伸び率低下になると考えられていましたが、他の産業が増加しオフセット。

本日の配信 

=内政・外交=
・政府、15日からは「家族政策」に関するキャンペーン  反ブリュッセルに代わり
CEU問題は解決済み
・政権寄り日刊紙論説、FideszにEPP離脱、サルビーニ氏らと組むこと提唱
オルバーン首相は「カタツムリの血」のように冷静さ求める
・秋の地方選挙: 左右野党で統一候補擁立へ
・ブダペスト市、24時~5時の飛行禁止を要請  騒音公害で
貨物、軍用は別の空港を提案
 ハンガリー人、西側への好感減少

=経済・金融・産業=

・グヤーシュ首相府相: 来年の個人消費税カットはなし
・1月鉱工業生産、Audiストの影響見えず
・仏GMD、ドログ市の工場で生産開始 投資額145億Ft 元Sanyo工場を改修
・Hankook労組: 新たなストもあり  経営陣の一方的賃上げに不満

=経済指標=
・鉱工業生産 (1月) 前年比+4.4%(未調整値) +5.0%(営業日調整後)
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