今日の見出し(2020.01.21)

ハンガリー政府は、EUの2050年排出ゼロ目標達成には原子力発電の推進が必要不可欠という立場で、ここ数か月、力強く旗を振っています。

しかし、単に旗を振るだけではなく、本日は、外国人に奨学金を給付して原発専門家の育成プログラムを行うこと、ゆくゆくは「パクシ原子力アカデミー」を設立することを明らかにしました。

明日水曜は、軽油卸売価格のみ6Ft引き下げ。ガソリンは据え置き。その結果、給油所での小売価格(平均)は以下になります。

-ガソリン(95オクタン) 393Ft
-軽油 412Ft

ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に価格改定を行っています。価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50 Ftの差があります。

【スモッグ情報】
国内では、大気汚染物質の濃度が上昇しています。
国家国民健康センターは本日、以下の地域で注意を呼び掛けています。

・有害:エゲル、プトノク
・不健康:カジンツバルツィカ、シャヨーセントペーテル
・問題あり:ブダペスト、ミシュコルツ、ニーレジハーザ、シャルゴータルヤーン、セゲド、ソルノク、ヴァ―ツ

呼吸器系の慢性疾患がある方、高齢者、子ども、妊娠中の方は屋外にいる時間を少なくするよう呼びかけられています。

今後数日、大気の状態は改善しない見込みです。
また、ブダペスト市では、引き続きスモッグ注意報が発せられています。

=内政・外交=
・EPPでのFidesz資格問題 決定遅れる可能性も
・ハンガリー、「原子力アカデミー」設立を表明

=経済・金融・産業=
・政府、ブダペスト開発センターを設立
・国立銀行、為替介入? フォリント回復は長持ちせず
・光熱費払えない家庭、11.1%  EU平均上回る
・Tescoでも労使交渉開始
・国内飲料メーカー、PETボトルの再生利用率引き上げを掲げる
・市内中心部、ヤミ民泊など蔓延る
・大統領公用車、高級EVのアウディ『e-tron』に

=小話交差点=
■子どもの名前にFidesz? 和名もリスト入り

ハンガリーでは名付けには規制があり、ハンガリー科学アカデミーが認めてリストにしているもののみ可能です。記載済み以外の名前を付けたい場合は、申請しなければなりません。

2019年も、多くの申請があり、中には、女児名でFidesz(=与党フィデス)を希望した人も。しかし科学アカデミーはこれを受け入れず。政治的な配慮からではなく、単に政党名が商標登録されているためでした。

昨年、承認されたのは120余り。北欧やサンスクリット語、ヘブライ語、ラテン語の名前をハンガリー語の綴りにしたものの他、明らかに和名であるNarutó、Keikóもリスト入りしました。(Index.hu)

■バンクシー展、ブダペストでも2月から

英国を拠点に活動し覆面芸術家のバンクシー(Banksy)の作品展覧会が、ブダペストでも2月から行われます。

The Art of Banksyは、これまでアムステルダム、メルボルン、トロント、ベルリン、パリなどを巡回。70点程度の作品を観ることができます。

“The Art of Banksy”
場所: Tesla Loft
ブダペスト市7区 Kazinczy u. 21
2020年2月1日~4月30日
毎日9時~20時

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