今日の見出し(2020.06.15)

国会は明日、非常事態宣言を終了する法案、およびその後のコロナ防疫・経済措置の維持(もしくは廃止)に関する法案を可決する見込みです。

高齢者向けの買い物時間(9時~12時)については、政府が水曜日の閣議で決定します。

買い物時間制限を巡っては、緩和もしくは廃止を提言する動きが高まっています。

一つには、コロナ新規感染数の減少から、ここ最近、守らない客が増加し

・ており、スーパーの店員(規制遵守は店の責任)と客の間で緊張が増しているとのこと。

また、労組連合MaSzSzの年金受給者部のユハース部長も、マスク着用、ソーシャルディスタンス確保は残しつつ、規制時間は段階的に解除されるべきと発言。当初の高齢者を守るという目的は達成し、現在は意味を持たなくなっていると指摘しました。逆に、高齢者にとっては特に暑い夏に、朝早くから買い物ができないことは健康上のリスクもあるとしました。(Infostart.hu)

新型コロナウィルスの感染確認累計(15日)は4,076人(12日比23人増)。死者は563人(8人増)、回復は2485人(38人増)。

現在の感染者数は1,021人 (23人減)

ブダペスト市と国の間では、8月20日の聖イシュトヴァ―ンの日(建国記念日)の式典を巡り、また火花。国はコロナ一段落を受け、祝日絡みの一連のイベントを「過去最大」にする方針を既に表明しており、65億Ft配分したことが明らかに。これは、国が鎖橋改修工事に約束した補助金60億Ftを上回ります。

こうしたことから野党のカラーチョニ市長が反発。改修工事は予算オーバーが前市長時代から明らかになっているものの、国はそれ以上はビタ一文出さない方針。市長は窮地に立たされています。

現場主義で、コロナ感染拡大時には国内の病院訪問を繰り返したオルバーン首相は、本日はAudiハンガリーのジュール工場を訪問。経済再生には政府の助けが不可欠と述べ、同社が全従業員の雇用を守れるよう、国は力を尽くすとしました。同工場は本日から、コロナ前の3シフト稼働となりました。

=コロナ感染状況=

● 感染状況(15日)
● 感染状況の推移(グラフ)
● 1日あたりの新規感染、回復、死亡数
● ブダペストと地方の比較

=コロナ関連情報=
● 制限緩和進む 買い物規制や映画館の営業条件などは水曜決定に

=内政・外交=
● 8月20日祝典巡り、ブダペストと国でさらに対立

=コロナ経済対策=
● オルバーン首相、Audiハンガリー工場を訪問
● 「競争力改善の投資」支援、新たに3社へ配分決定

=経済・金融・産業=
● 新EV購入支援制度に応募殺到 1時間で900件申請
● 小売業界勢力図、2014年との比較  ディスカウント系が躍進
● Coca-Colaハンガリー、10万本無償提供  国内レストラン再オープンで

=経済指標=
● 建設統計 (4月) 完成工事高、前年比2.5%減少  前年比でマイナスに
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