今日の見出し(2020.11.17)

ハンガリー商工会議所(MKIK)の会頭が、中小企業に対する地方税の2年間停止を提案。これまでは地方事業税としていましたが、今度は「すべて」の地方税としました。実現されれば地方自治体には壊滅的な打撃となります。国内非政府系メディアや野党らは、オルバーン政権が商工会議所を使って提案させていると疑心暗鬼になっています。

今日の見出し(2020.11.16)

EU大使会合では本日、EU予算と法の支配結び付けメカニズムについて特定多数決で承認。(ハンガリーとポーランドは拒否) しかし、全会一致が必要なコロナ経済復興基金を含む次期中期予算MFFでは合意できず(両国が拒否したため)。オルバーン首相は改めて、議長国ドイツや欧州委員長、欧州大統領に書簡を送付し、法の支配結び付けの予算は拒否すると伝えました。

今日の見出し(2020.11.13)

政府は、レストラン等のテイクアウトとホームデリバリーの付加価値税VATを、5%に軽減します。オルバーン首相は、法の支配問題で、EUでソビエト連邦をつくってはならないと訴えました。EURO2020欧州サッカープレーオフ決勝では、ハンガリーがアイスランド相手に逆転勝利し、本大会出場が決定。オルバーン首相もFacebookで早速「ブラボー!」と祝辞。そして、「勝つまで試合は続く」としました。

今日の見出し(2020.11.12)

昨晩20時からの夜間外出禁止は、大きな混乱なく開始になりました。街には監視のため、警察の他、武器を携行した軍、対テロ特殊部隊TEK、さらに装甲車も。当局は、過去24時間に外出禁止違反で273人を摘発。政府は、非常事態宣言中のホームオフィス規則を柔軟化しました。雇用主による従業員への光熱費手当も一部非課税になります。

今日の見出し(2020.11.11)

本日から、一連の厳しい措置が開始に。オルバーン首相は昨晩、「専門家の見立てでは、このスピードで新型コロナウィルスの感染が拡大すれば、ハンガリー医療態勢が維持できるチャンスは50%」のため、新たな措置を課すことが必要と強調。非常事態宣言の90日延長が決定し、厳しい措置が本日から課されるという中、政府は昨晩、コロナと直接関係ない重要な改正案を2本、国会に提出しました。

今日の見出し(2020.11.10)

国会は本日午後、非常事態宣言の90日延長案を可決しました。野党も大半は賛成。この延長を受け、11日0時からは、厳しい制限措置が講じられます。例として、夜8時から翌朝5時までの外出禁止。消費者物価指数(10月)は前年比3%に減速。ただし、食品価格の上昇は引き続き高くなっています。中でも、ハンガリー料理に欠かせない豚脂、ベーコンの価格が高騰しており、家計には直撃。

今日の見出し(2020.11.09)

コロナ感染者急拡大が止まらない中、オルバーン首相が大変厳しい一連の措置を発表。先週施行となった追加措置に関しては、「緩い」という声が各方面から出ていました。首相は本日、初めて、「マスク着用義務徹底だけでは、現在の感染拡大速度を下げるに十分ではない」という考えを示しました。オルバーン首相、V4首脳としては最後にバイデン氏に「祝辞」。

今日の見出し(2020.11.06)

オルバーン首相は、専門家の予想ではこのまま最悪シナリオを辿ると12月半ばには集中治療室のベッド4480床が埋まり、対応能力がいっぱいになるため、待機可能な手術は延期すると発表しました。この能力を超えた場合は、病院以外でも治療設備を確保するとしました。一方で、国民には既存ルールを厳守するよう強く要請しました。

今日の見出し(2020.11.04)

オルバーン首相は今朝は6時から政府コロナ対策本部の会合に出席。その後、Facebookで、すべての人がこれまでの措置、また追加措置を厳守すれば十分だろうという見方を示しました。米大統領選挙を巡っては、スロベニアのヤンシャ首相が本日午前には早々と、トランプ氏の勝利は「明白」とし、祝辞のツィ―トをしました。オルバーン首相も同様にトランプ支持者ですが、今のところコメントはありません。

今日の見出し(2020.11.02-03)

ウィーンでの銃撃事件を受け、オルバーン首相は今朝、連帯と追悼の意をFacebookで表明しました。首相は、「ブダペストとウィーンは義理兄弟のようなもので、ウィーンに対する攻撃は我々への攻撃、ウィーンの苦しみは我々の苦しみ、ウィーンが受ける挑戦は我々にとっても挑戦」と述べました。ヨーロッパでのここ最近の一連のテロを挙げ、オーストリアとともにヨーロッパを救うとしました。

今日の見出し(2020.10.30)

政府は、現在の入国規制を1か月延長し、11月30日までとしました。欧州各国で厳しい追加措置が次々に講じられる中、オルバーン首相は本日のラジオインタビューで、今ある措置、つまりマスク着用義務の徹底で対応すると繰り返し、経済や日常生活は止めないという基本方針に変わりはないことを示しました。コロナ予防ワクチンについては、12月末~1月に入手可能になるだろうという見通しを示しました。

今日の見出し(2020.10.29)

マスク着用ルールが強化されます。政府コロナ対策本部が、本日の記者会見で発表。11月2日(月)からは、レストラン、バーなどでも着用義務化。飲食の時のみ外して良いことになります。政府は、これまでのところハンガリーの防疫体制はうまくいっているとの見解。人口あたりの累積感染数も死者数もEU平均以下と強調しています。しかし、ここ数週間はそうではありません。