オルバーン首相の本日の動画は、疲れた顔と深いため息から。
「ふー」っとしてから、「今、朝2時です」と始まります。
ブリュッセルに滞在しているオルバーン首相は、EU首脳会合で、いくつかの大変難しいテーマについて協議したとしました。そのうち移民については、受け入れの強制割り当ては断固拒否するとハンガリーの立場を明らかにし、自分が首相のうちは受け入れの可能性は皆無と述べたとしました。
そして、今日のところは時間を稼げたが、6月に本格化すると再度述べ、暗に4月の選挙の重要性に触れました。全体的に、国のために必死に働く首相というイメージになっています。
その他、その前の動画は、EU首脳会合に先立つヴィシェグラード4か国首脳会合の後に投稿され、フェイスブックの利用者の個人情報流出事件についても協議したとしました。そして、これは、断固許せないことであり、特に選挙に使われるのは論外と述べました。
一方、野党陣営では、既に全野党、全小選挙区での包括的な候補者調整の可能性はほぼなくなっています。世論調査会社Republiconは、与党らの過半数獲得は確実とする分析を発表。ただし、重要法の改正を単独で行える3分の2には達しないだろうとしました。
(具体的な獲得議席数の予想、マップなどは本日の配信をご覧ください)
ただ左派政党間一部では現在も協議は続いており、昨日は小野党「いっしょに」と社会党・対話が協議。「いっしょに」のスィゲトヴァ―リ氏は協議後、「期待できる」としましたが、合意にはいたらず月曜に引き続き協議。
一方、カラーチョニ首相候補(社会党・対話)は、極右Jobbikについてはかなり厳しい見方を明らかに。今は禁じられて隠れているが、「ナチス」的な考えを持つ人々がいるとしました。
その他、政府に批判的なMagyar Nemzetは本日、国家開発省次官のサボー・ジョルト氏と妻がオフショア会社を持ち、その会社の口座には486万ドルがあると報道。サボー氏の資産公開には含まれていないとしました。これについてサボー氏は本日、完全否定。
経済では、ノルウェー通信大手Telenorのハンガリー事業は、最終的にはオルバーン首相に近い実業家メーサーロシュ氏の手に収まるのではないかという憶測が広がりました。オルバーン政権はかねてから、通信分野での支配できる会社を持とうとしており、その戦略にも沿うもの。
本日の配信
=内政・外交=
・世論調査会社: Fidesz過半数獲得は確実 3分の2は難しい
・EUの駐ロシア大使召還、オルバーン首相が提案?
・警察、570台車両引き渡し Suzukiなど
=経済・金融・産業=
・Telenorハンガリー事業、最終的にはメーサーロシュ氏手中へ?
・メーサーロシュ氏、国内第2位マートラ発電所の買収完了
国内最大の太陽光発電所も取得
・Századvég、18年は4.1%、19年は3.2%の成長率予測
・小売りチェーンReál、ハンガリー資本オンリー業界団体に加盟
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