先週の主な動き
内政・社会・外交分野：昨日20日は聖イシュトヴァ―ンの日（建国記念日）のため、国会議事堂前の広場では、朝から国の式典が続いた。アーデル大統領は、ハンガリーが西側文化に固執することが肝要と強調。議事堂には十字架が描かれた幕がかけられた。花火の冒頭も光の球で十字架が描き出された。◆人材省による大学の「ジェンダー学科」廃止計画について、グヤーシュ首相府相も支持の方針を明らかに。◆7月1日からの難民庇護申請要件の厳格化に伴い、移民当局は申請拒否後は成人には食糧を与えていないと報じられた。
経済分野：GDP4－6月期の前年比は4.4％（調整値）、前期比は0.9％増と市場予測を上回った。◆政府によると、BMWの投資事業への補助金規模はまだ確定していない。◆雇用主負担の社会貢献税の2ポイント引き下げは、やはり19年年初からではなく7月1日からの見込み。◆期待に反してS&Pはハンガリーを格上げせず据え置き。
経済指標：鉱工業生産（6月詳報）では前年比4.2％増（未調整値）、3.1％増（営業日調整後）を確認。
＜＜今週の配信＞＞
＝内政・外交＝
・アーデル大統領： ハンガリーは西側文化に固執しなければならない
国会議事堂には十字架の幕
・グヤーシュ首相府相： ジェンダー学科に補助金支給方針なし
・移民当局、難民庇護申請者への待遇厳しく 申請拒否後、食糧与えず
＝短信（内政・外交）＝
・中央省庁職員、15－20％削減へ
・ラーザール前首相府相、首相コミッショナーに タバコ規制で
・国会臨時召集、与党欠席で無効に
・国家選挙委員会の委員長にラーディ氏就任
・大臣月給、110万から180万Ftに 国営会社社長らは500万Ftに
＝経済・金融・産業＝
・GDP第2四半期4.4％、前年比ではEU域内2位
・国からBMWへの補助金額は未確定
・19年の社会貢献税引き下げは7月 －首相府相が確認
・S&P、期待に反してハンガリー格付け据え置き
・ネット通販、Extreme Digitalが4年連続首位
・国家資産管理会社MNV、スロベニアのスパホテル取得オファー 900万ユーロ
・年金受給者、8割は再就職望まず
＝短信（経済・金融・産業）＝
・公的債務残高（6月末）、GDP比74.5％に
・MOLの高層本社ビル、高さ規制の対象外に
・中国Xiaomi、ブダペストでスマホなど販売開始
・Rusatom Service、ブダペストに事務所開設
・オーストリア家具メーカーADA、工場を完成
・野外音楽祭シゲト、来場者56.5万人に
＝経済指標＝
・GDP伸び率（4－6月期）： 調整値4.4％増 市場予測上回る
・鉱工業生産（6月） 前年比+4.2% を確認
・農畜産物 生産者価格（6月） 前年比±０%
◆◆ 7、8月はニュースは週刊に、また特集（内政概況、経済概況、オルバーン政権経済政策、自動車産業）の配信になります。◆◆
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