今日の見出し(2019.2.7)

オルバーン首相は本日、V4+ドイツ首脳会合に出席(於スロバキア・ブラチスラバ)。 その後の記者会見で、ポンぺオ米国務長官が来週月曜(11日)に訪問することに触れ、ウクライナ問題は特に話さなければならないと発言。

「ハンガリーの現政権は、ウクライナに友好的だが、ウクライナの現政権はハンガリーに非友好的だ。ここから対立が生まれる」と述べました。ハンガリーは、ウクライナ国内の改正教育法を不服とし、NATOとウクライナの協力推進をブロックしています。

メルケル独首相らとの共同記者会見の模様は、明日、お伝えします。

セーケシュフェヘールヴァール市長(Fidesz)は、市の経済状況が大変良好なため、市内の年金受給者に、1回限りの5000 Ftを支給する提案を市議会にすると発表。

欧州委員会による冬季経済見通しでは、ハンガリーの2019年のGDP成長率は前年比3.4%と、秋時点から若干上方修正。しかし、それでも政府の公式見通し3.9%とは0.5ポイントの乖離。

一方、ユーロ圏19カ国の成長率見通しは前年比1.3%で、従来予測の1.9%から大幅な下方修正となりました。

SEG Automotive(ミシュコルツ市、スターターなどをBoschに供給)は、本日9時から、予定通り2時間の警告ストを決行。労組によると、数百人が参加し、生産は一時停止へ。

ミシュコルツ市は北東部にあり、Audiのあるジュール市など西部に比べて開発が遅れ、失業率も高めの地域。そうしたことから、これまで労働者はスト断行するほどの勇気がなかったものの、今回実施できたことは大きな前進と、労組側は評価しました。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相: 米国務長官とはウクライナ問題協議 11日訪ハン
・政府、欧州委に第1副委員長の停職を求める
・セーケシュフェヘールヴァール市長: すべての年金受給者に5000Ft支給提案
・Medián: 3か月でFidesz支持者、50万人相当減少
・Nézőpont: Fidesz支持率は選挙以来上昇

=経済・金融・産業=
・欧州委: ハンガリー19年成長率を3.4%に上方修正  政府見通しよりは0.5ポイント低く
・SEG Automotive、数百人が警告スト  生産は一時停止
・OTP銀、モルドバの銀行を買収

=経済指標=
・鉱工業生産 (12月) 前年比+5.4%(未調整値)、5.7%(営業日調整値)  通年では3.6%
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