今日の見出し(2019.4.29)

オルバーン首相は先週後半、中国・北京での「一帯一路」首脳会議に出席し、民主主義押し付け外交はうまく行かないなど、ここ数十年に学んだ4つの教訓について述べました。そして、一帯一路の相互尊重の原則や事業の進め方が、これらの教訓に沿ったものであると称え、その構想の重要性を改めて強調しました。

4つの教訓:
○ 民主主義の輸出を元にした外交は、うまくいかない。それどころか逆効果。
○ 人口問題を軽視すべきではない。望みがないことは、国外への移住につながるから。
○ 自由貿易の重要性を掲げても、物理的なインフラなどによってつながっていなければ、絵に描いた餅で終わってしまう。
○ 東と西がお互いに協力してこそ、中欧は自由で繁栄する。

東と西をつなげる重要インフラとしては、ブダペスト・ベオグラード間の鉄道近代化事業がありますが、結局ハンガリー側は、政権に癒着している実業家メーサーロシュ氏支配の企業が受注したことが明らかに。

政府は、ブダペスト・ブカレスト(ルーマニア)の鉄道整備にも意欲的で、準備を進めるよう中国・ハンガリー外相レベルで合意。いずれも、中国の資金を使い整備することが念頭にあります。

スィーヤールトー外務貿易相はまた、「一帯一路」を空の交通にも広げるべきと提案。

雇用統計(1-3月期)では、就労者数は449.7万人。失業者数は16.6万人、失業率3.6%。

自動車燃料が1日、再び値上がりします。ガソリン(95オクタン)は5 Ft、軽油は4 Ft引き上げの見込み。

給油所での平均小売価格は以下になります:
ガソリン: 405 Ft
軽油: 411Ft
*給油所により最大50Ftの差があります。価格はすべてリットルあたり。
*ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に卸売価格の見直しをしています。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相: 民主主義押し付け外交はうまくいかない  「一帯一路」首脳会合で
・中ハン外相会談: 関係進展のための5点合意 ブダペスト・ブカレスト間鉄道でも
・ハンガリーMOLも、ロシア産石油輸送を停止

=経済・金融・産業=
・ブダペスト・ベオグラード間鉄道近代化 受注は結局メーサーロシュ氏の会社
・中国企業CMC、国内でさらなる建設計画
・ノルウェー系パイロット養成訓練学校、へーヴィーズに設立
・カーシェアリングDriveNow、サービス開始

=経済指標=
・就労者数、449.7万人 (2019年1月-3月) 前年比6.2万人増
・失業者16.6万人  失業率3.6%

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