今日の見出し(2019.5.10)

オルバーン首相は、訪問先のルーマニア・スンパウル市で、飼料工場の開所を行い、中欧諸国での関係強化の重要性を訴えるとともに、欧州議会選挙で投票するよう促しました。

スィ―ヤールトー外務貿易相は10日、欧州委員会のティマ―マンス第一副委員長は、過去数年で150万人以上の不法移民が欧州に流入した責任を取るべきと激しく批判。その他、欧州が競争力をなくし治安が悪化したのも彼の責任と述べました。同氏は、欧州議会の中道左派会派S&Dからの欧州委員長候補。

Audi Hungaria労組は、本年の賞与の計算方式を巡り、経営陣と交渉していたものの、8日に合意しないまま終了。AHFSZは9日、法的措置に訴えるとしました。

本日の配信 

=内政・外交=
・ オルバーン首相: ルーマニアで2国間協力推進訴える
・ スィ―ヤールトー外相: 欧州副委員長を激しく批判 -150万人の不法移民流入の責任取るべき
・ ハンガリー、アルバニアのEU加盟交渉開始を求める

=経済・金融・産業=
・ Audiハンガリー、賞与計算巡る労使交渉決裂
労組は「法的措置」に訴える方針
・ ディスカウントチェーンAldi、EV充電スタンド設置開始 E.Onと
・ 中国系航空会社、ブダペストと中国3都市の直行便ライセンス取得

=小話交差点=
ナジ・イムレ像、ヤーサイ・マリ広場へ移設

ナジ・イムレ像が本日明け方、ブダペスト市ヤーサイ・マリ広場(マルギット橋ペスト側たもと)に移設されました。前回の年末の国会議事堂近くからの撤去と同様に、市民が寝ている間に行われました。

現政権は、コシュット広場を1945年前の姿に復刻させるとし、ナジ・イムレ像も撤去を決定。以前、像があった場所には、

ナジ・イムレは、1956年ハンガリー革命(動乱)の際の首相。ソ連軍侵攻に抵抗したものの拘束され、その後ルーマニアで処刑されました。

体制転換後に名誉が回復され、1996年にデムヤーン・シャンドール氏などの実業家がパトロンとなり像の建立に。移転の話は過去にもあったものの、デムヤーン氏や遺族やナジ・イムレ協会は反対。その後デムヤーン氏が昨年3月に死去し、撤去が加速化しました。

昨年末に国会議事堂近くから撤去された際は、ナジ・イムレ協会など数百人の反対する人々が抗議集会を行っていました。

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