今日の見出し(2019.06.17)

野党間でブダペスト市長候補を選ぶ非公式選挙は、今月下旬に実施されます。世論調査会社Publicusによる調査では、現時点では、カラーチョニ氏(社会党・対話候補)が一歩リードの支持24%。ジャーナリスト・カールマーン氏(民主連合候補)は21%と、僅差で追います。

Magyar Suzuki Zrt.の従業員らで組織する労働組合ES Autóipari Szakszervezet(⋆)は、エステルゴム工場では酷暑の中、十分な休憩時間を与えず従業員を働かせたと主張する文書を、Facebook上に掲載しました。(⋆この労組については、Magyar Suzuki側は、合法的に設立されたことを確認していません。)

本日の配信 

=内政・外交=
・ 世論調査: 野党側ブダペスト市長候補は、カラーチョニ氏一歩リード
・ Jobbik、国会議員団長にヤカブ氏

=経済・金融・産業=
・ MKB銀、市場で取引開始
・ 7月1日からSzépカード課税も2ポイント減
・ 労組: Magyar Suzukiは酷暑時の労働者保護守らず
・ 政府、広告税の事実上廃止を念頭に
・ 小売業界一部、自主的に日曜営業短縮?
・ カーシェアGreenGoも空港で利用可能に
・ 中国企業CMC、国内でさらなる建設計画

=小話交差点=
ナジ・イムレ、再埋葬30周年
この日曜は、1956年ハンガリー革命(動乱)後にルーマニアで処刑されたナジ・イムレ氏の国内での名誉回復・再埋葬30周年となりました。(没後60周年でもある)

オルバーン首相は妻とともに、ブダペスト市10区ラーコシュケレストゥール霊園のナジの墓に供花。30年前、オルバーン首相は再埋葬にあたり、ソ連軍撤退を演説で要求し、青年指導者として脚光を浴びました。

一方、マルギット橋近くに移管されたナジ・イムレ像にも多くの政治家が訪れ、献花しました。しかし、像の移管を決定したクヴェール国会議長自身は訪れず、代理で国会警備トップのトート氏が送られました。

警察、カメ虐待の28歳の女を検挙
女は支離滅裂の発言
警察は14日夕方、ブダペスト市営動物園でヘルマンリクガメ(Görög teknős)に敷石を投げつけ虐待したとされる女(28歳)を検挙しました。
16日には既にブダペストの下級裁判所に送られ、1時間半程度の予備的審理が行われました。そこで女は、拘束にはならないものの、ブダペスト市に留まること、週に2回は警察に出頭すること、動物園には立ち入らないことを命じられました。
女は裁判所から出た後、記者団に対してかなり支離滅裂なことを話しました。例えば、
・(動機について)いっしょに動物園を訪れていた連れの男性に、カメがどうやって死ぬか見せたかった。
・物乞いしたり売春をしなくて良いように、注意を惹きつけたかった。
・カメでスターのように有名になりたかったわけではない。
・3か月、ホームレスだった。その間、なんの助けの手も得られなかった。
・(刑務所に入るためにわざとしたのか、という問いに対して)そんなことはない、、、でもその方が安全かも。
・これまで飼ったことのある唯一のペットは、ドブネズミ。
既にお伝えしたように、事件は12日午後発生。女が柵から手を伸ばしカメを掴んだところ、糞をされ、その後敷石を投げて瀕死の重傷を負わせたもの。

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