EUが行うEU市民意識調査(Eurobarometer)では、ハンガリー人はEUを比較的ポジティブにとらえ、また信頼度も過半であることが明らかに。現政権が欧州委員会(ブリュッセル)叩きをしていても、EU嫌悪にはいたっていません。
ただし、EUが直面する問題としては、移民とテロを挙げた人の割合がEU28か国の平均よりも高くなり、政府の宣伝の影響も見受けられます。
同性カップルの広告を掲載したCoca Colaに対し、極右政党「我々の祖国運動」が不買運動を呼びかけ。本日は、同社ハンガリー子会社の工場前で、複数の自動車を動員して抗議活動を行いました。
経済指標では、消費者物価指数(7月)は3.3%に鈍化。鉱工業生産(6月・速報)は、-1.4%(未調整値)と急低下。営業日数が前年同月と比較し2日少なかったことが主要因ですが、いずれにしても生産の伸び率は鈍化しているというのがアナリストらの見方。
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8月20日は聖イシュトヴァ―ンの日(建国記念日)のため、19日も含めて4連休になります。
その間には、様々な国の式典、民間の催し物があります。
もっとも注目を浴びるのは、毎年のブダペスト市・ドナウ川に打ち上げられる花火。20日、21時からになっています。
その他、主な催し物の例としては以下があります。
◎ハンガリー料理ストリート “Magyar Ízek Utcája” (18~20日、ブダ側の川沿いVárkert Bazaar周辺)⇒ハンガリー料理、今年の国のケーキなどが楽しめます。
◎フォークアート祭り “Mesterségek Ünnepe” (17~20日、ブダ城)⇒様々な民芸品が出品される一大イベント。本年は、日本・ハンガリー外交関係樹立150周年を記念して、日本がゲスト国になっています。こけし、風呂敷、着物や着物を使った小物、はんこ、和紙、下駄などが紹介されます。
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一般のお店は月・火曜日は閉店になります。
また、市内中心部は交通規制がしかれます。
花火その他の催し物会場は大変混雑しますので、スリなどに十分ご注意ください。
「ハンガリー経済情報」の次の週刊ニュースレター配信は21日になりますのでご了承ください。
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=内政・外交=
・ ハンガリー人のEU好感度52% EU平均より高く (ユーロバロメーター)
・ 国会議長: 良きハンガリー人は子ども3-4人、孫9-16人 意識改革必要
・ トロ―チャー二欧州委候補、フォンデアライエン氏と懇談
・ ミシュコルツ現市長(Fidesz)は、再出馬なし
・ 極右政党、Coca Cola不買運動 広告は違うものに
=経済・金融・産業=
・ 国立銀行、IT会社4iGのT-Systems買収を支援へ 社債購入スキームにより
・ 政府財政、7月は黒字372億Ft
・ Microsoft、T-Systemsとの契約終了 4iG買収前に
=短信 経済・金融・産業=
・ スイカ戦争 農業会議所はLidl安売りに抗議
・ Wizz Air、3億Ftの罰金
・ リテール向け国債、人気続き累計1.5兆Ft超販売
・ 農業省、アフリカ豚コレラウィルス広がりで緊急対策
・ American Airlines、ブダペスト・シカゴ直行便を来夏就航
=日系企業=
・ 社会党、Magyar Suzuki労組問題であきらめず ―法案提出方針
=経済指標=
・ 消費者物価指数 (7月) +3.3%に鈍化
・ 鉱工業生産 (6月) 前年比-1.4%、調整値+4.1%
野外音楽祭Szigetスタート、大混雑が問題にも
中欧最大の野外音楽祭Sziget(スィゲト)が7日からブダペスト市オーブダ島で開始しました。初日は英国の人気歌手エド・シーランさんのコンサートから。
体制転換後に始まった音楽祭は、年々規模が大きくなり、期間も1週間に(今年は13日まで)。毎年、動員数は数万人規模になっています。
今年は、シーランさんのコンサートだけで6万人の観客とされます。あまりの混雑ぶりで、気分を悪くする人が出たり、飲み物など販売カウンターをよじ登り帰る人など様々な混乱も見られました。
怪我人が出るような事故はこれまで発生していませんが、島は飽和状態と言われ、組織見直しの必要性を指摘する声が出ています。(島に入るのにも入り口で2時間待ち、帰りのタクシーも1時間待ち、というも当たり前という状況)
汚臭、ブダペストまで 犯人はロシア製有機肥料
先週、ブダペスト市北西部やブダペスト市内で動物糞のような汚臭が風に乗って放たれ、問題になりました。(エステルゴムからソルノクまで汚臭がしたとされます。)
これについては近隣の地方自治体間で責任擦り合いに。まずはブダペスト市近郊ブダウルシュ市が、ジャンベ―ク市から来ると非難。ジャンベ―ク市はそれを否定し、近隣のゲルメィ村のパスタ工場からと非難。(製パスタGermely工場では、卵を入れるために養鶏所がある)
その後、Agraszektor.huによると、汚臭の元は、ビチケ近郊(オーバロク、ウィバロク、ボドメール村=Óbarok、 Újbarok、Bodmér)の土壌改良で使われたロシア産の有機肥料だったことが判明。
この地域では、農業施設や森林公園、教育施設などをつなぐ特別な鉄道線路を建設中で、それに伴い土壌改良が行われているとのこと。関係者によると、肥料はあと少なくとも6回入れる必要があるそうですが、風を考慮して日程調整するそうです。
(Agrarszektor.hu)
ユダヤ系のスポーツ祭典マカビ終了
ブダペストで開催されていた第15回ヨーロッパマカビ大会(Maccabi)で、ハンガリーはメダル獲得数では米国の次いで2番目、計100個となりました。
マカビは、ユダヤ系のスポーツ選手が競い合う世界大会で、今回は42か国、2311人の選手が参加。参加国は米国や南米の国などかならずしも欧州だけではありません。また、種目もチェスなどがあります。(マカビの世界大会は毎回イスラエルで開催されます)
ドミンゴ、息子と8月末にセゲドで初コンサート
3大テノールの1人、プラシド・ドミンゴさんが、息子のジュニアさんと8月28日、南部セゲドで初コンサートを行います。
コンサートは、市内の競技場Szent Gellért Fórum(8000人収容)の完成を祝い行われるもので、プエルトリコ出身のソプラノ歌手、アナ・マリア・マルティネスさんが特別ゲスト。MÁV交響楽団も演奏します。
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