今日の見出し(2020.02.24)

【新型コロナ関連情報】

ハンガリーの乗員1人が陽性反応

日本に停泊中のダイアモンド・プリンセス号に乗務していたハンガリー人1人が検査で陽性となりました。メンツェル外務省次官が本日午後、臨時記者会見で発表。

次官によると、同船の乗客は19-22日に下船。乗員の大半はまだ船内とのこと。ハンガリー人は3人(音楽バンドで2人=兄弟、給仕係1人)が働いており、そのうちの1人が陽性に。

現在、船内で隔離。ただし、発熱、咳などの症状はないとのこと。このまま無症状であれば、日本の通常措置に従い、2-3日以内に検疫場所に(病院ではなく)移動することになります。

残り2人のハンガリー人は、引き続き症状はなく、検査も陰性とのこと。

ハンガリー国内では感染例の確認は引き続きゼロ

コロナウィルス関連事項は、末尾をご覧ください。

次期EU中期予算について、オルバーン首相は、加盟各国がGNI1.3%の拠出をするよう強く提案。「野心的な欧州を求めるならば、野心的な予算が必要」としました。

オルバーン首相は、EU受益国の集まりである「結束基金グループ(Friends of Cohesion)の名前も「欧州のための野心的な予算(Ambitious Budget for Europe)」とすることに決定したと発表。今後のキーワードは、「野心的な欧州を目指す」になりそうです。

先週のEU首脳会合では、純拠出国らはGNI1%に固執。ミッシェル大統領の1.074%案も拒否。純受益国との隔たりは大きく、今後の会合に持ち越されます。

日本格付研究所(JCR)は21日、ハンガリーの外貨建て長期発行体格付を、従来の「BBB+」から「A-」に引き上げ。見通しは「安定的」。

今週水曜は、ガソリン卸売価格のみ3フォリント上昇。軽油は据え置きです。その結果、給油所での小売価格(平均)は以下になります。

-ガソリン(E10) 385 Ft
-軽油 395 Ft

ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に価格改定を行っています。価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50 Ftの差があります。

=内政・外交=
● オルバーン首相、次期EU予算でGNP1.3%拠出を提案
● ブダペスト市内でロマ支持のデモ

=経済・金融・産業=
● 日本格付研究所、ハンガリーを格上げ 「A―」に
● 1月のインフレ、EU内で最高に
● ヴァルガ財務相、「グリーン国債」発行で日本、中国投資家らと協議
● ブダペスト公共交通BKV、10%賃上げで合意 ストは回避
● SEG Automotive、新工場の建設開始
● 大韓航空、ブダペストと貨物直行便を開始

=コロナウィルス関連情報=

イタリア北部での感染者急増を受け、ピンテール内務相は本日、対策本部会議を開催。

在ブダペストのイタリア大使らから詳細の説明を受けると同時に、今後の国内での措置について協議しました。以下は、記者会見での発表要旨:

– イタリアからブダペスト、デブレツェンの空港へ到着する乗客は、発熱がないかの検査を行う。今後、状況いかんで、追加措置を講じる。(イタリアからの帰国者らが、自動的に隔離され検疫下に置かれるわけではない)

– ミラノ近郊に滞在していた高校生のグループが昨晩帰国。付き添いとバス運転者も含め、現在、ペシュト南病院に隔離、検査を受けている。現在、全員症状はないが2週間は健康観察になる。(イタリア当局が出入りを禁止した地域近くに数週間滞在していたこと、公共交通機関を頻繁に使用していたため)

– ハンガリーでは、引き続き確認数はゼロ。健康観察中は18人(症状のある人はなし)。

– イタリア感染地域からハンガリーへの帰国者で、症状が出た場合は、家庭医にまず「電話」で相談するよう要請。(診療所には行かないように)

– イタリア北部への旅行は熟慮の上決める。(外務次官は不要不急の場合は、取りやめを促しました)

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