今日の見出し(2020.02.26)

新型コロナ関連では、グヤーシュ首相府相が26日の記者会見で、現在の欧州の状況を考えると、ハンガリーだけ感染を回避できる可能性は低いとしました。同時に、国内では、これまでのところ確認した例はまだないとしました。

ただし、対策本部のラーング・ボグナール報道官は、感染者が確認されても、ただちに流行を意味するわけではなく、パニックになる必要はないとしました。一方で、イタリア北部への不要不急の渡航は控えるよう要請。

(新型コロナウィルス関連情報は末尾をご覧ください)

Mercedes-Benz Manufacturing Hungaryが2019年の業績を発表。乗用車生産は「19万台近く」。売上高は37億ユーロ近くで、前年比2.7%増、過去最高に。

中央統計局によると、2019年の平均給与総額は36.8万フォリント、前年比で11.4%上昇しました。実質賃金は7.7%上昇。

今週金曜は、ガソリン、軽油とも卸売価格は2フォリントずつ値下がり。その結果、給油所での小売価格(平均)は以下になります。

-ガソリン(E10) 383 Ft
-軽油 393 Ft

ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に価格改定を行っています。価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50 Ftの差があります。

=内政・外交=
● 与党Fideszも、EU第7条制裁プロセス早めるよう要請

=経済・金融・産業=
● Mercedes-Benz、19年売上高は37億ユーロ 過去最高
生産台数は19万台近く
● Mercedesブランドの19年販売も好調
● 地方事業税減税、やはりなし?
● 国、オーストリア系貨物輸送Rail Cargoの株式一部取得も

=経済指標=
● 賃金調査 (1-12月) 平均給与総額 36.8万Ft 11.4 %上昇

=新型コロナウィルス情報関連=
(グヤーシュ首相府相の記者会見などから)

– 政府は金曜から、国民への情報提供として、koronavirus.gov.huを開設する。Facebookページも同時に開始予定。また、市民が問い合わせできるよう、既に開設済みのフリーダイヤルに加え、Eメールでkoronavirus@bm.gov.huにも問い合わせできるようになる。偽情報に踊らされないように、と呼びかけている。

– ハンガリー人では2人感染確認。1人=男性はダイアモンド・プリンセス号の乗員でまだ日本に。もう1人のイタリア渡航歴のある女性はウィーンの病院に(しかしこの女性については、本日夕方、Index.huらは本人への取材で検査では陰性だったと報じました。)

– ハンガリー国内では25日、ロンバルディア州に渡航歴のあるハンガリー人トラック運転手が戻ってきた後に具合が悪くなり、ペスト南病院に運ばれました。

– スペインのカナリア諸島で、新型ウイルス感染が確認されたため現在封鎖されているホテルには、ハンガリー人客も5人いるとのこと。ただし、今のところ5人とも症状はない。

– リストフェレンツ空港は昨晩、中国、イタリア北部から到着する乗客の他、韓国ソウルからの客についてもサーマルカメラで発熱の検査を開始すると発表。(中国との直行便は北京便のみ、本数を減らして運航中。ソウル便はポーランドLOTが週に3回運航)

– エゲル市内のプール(Bitskey Aladár Uszoda)が、コロナウィルス予防措置で一時閉鎖に。地元水球チーム(ZF-Eger)が週末にロンバルディア州のブレシア市で欧州カップの試合をし、帰国後の昨日、同プールで練習したため。

– ハンガリー水球連盟は、関連して、国内リーグで今晩予定されていたエゲルチームの試合を中止に(対ホンヴェード)。同様に、先週金曜日、欧州チャンピオンズリーグで、伊ベロナで試合をした OSC ウーィブダの今晩の試合も中止を決定(対BVSCズグロー)。

– ショプロンの女子バスケットチームは、今晩スロベニア・リブリアナで予定されているイタリアチームとの試合を拒否。イタリアチームの本拠地がロンバルディア州とベネト州に近いという理由。

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